“朗希ダンス”は「チームの絆」 同僚左腕が早くもアンコール「来年もやろう!」

壇上で笑顔を見せるドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】
壇上で笑顔を見せるドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】

左腕バンダ「クラブハウスで築いてきたチームの絆の一部分」

 ドジャースの佐々木朗希投手は3日(日本時間4日)、ドジャースタジアムで行われた優勝セレモニーに参加した。24歳の誕生日だった右腕は、ミゲル・ロハス内野手から促されて壇上の前へ。登場曲「バイラロ・ロッキー(踊れ、ロッキー)」が球場に流れる中、踊るように無茶振りされた。

 ワールドシリーズ前、ロハスは「ワールドシリーズに勝ったら絶対に踊らせます」と公約。「100マイルを投げられるし、顔の高さまで脚も上げられる。絶対にうまく踊れる」と話していた。ベテラン内野手にとっては公約を実現する機会だったが、朗希はロハスの無茶ぶりに苦笑い。5万の観衆の前で照れ臭そうに右手をあげた。

 優勝セレモニーでの“朗希ダンス”。アンソニー・バンダは舞台裏を解説してくれた。

「あのダンスはずっと前からやっているんです。チーム内のちょっとした冗談であり、仲間同士の楽しみなんだ。今日ステージで見たのは僕らがクラブハウスの中で築いてきたチームの絆の、ほんの一部分に過ぎません。ああいう瞬間があるから、僕たちは本当にお互いを信頼して、支え合えるんだ」

 右肩インピンジメント症候群で約4か月離脱したものの、ポストシーズンではクローザーとして世界一に貢献。激動の移籍1年目となった。朗希ダンスについて、バンダは「絶対に来年もやろう!」とアンコールしていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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