大谷翔平だけの“不可侵領域”も…米納得「まあ、そうなるよね」 異次元「30×4」の意味

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は2021、2023~2025年と計4度のMVP受賞

 ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、全米野球記者協会によるナ・リーグの最優秀選手賞(MVP)を満票で受賞した。米データ会社によると、複数回の満票MVPは唯一無二の偉業だという。米ファンも「ショウヘイはユニコーン」などと称賛と脱帽の声を寄せている。

 大谷は今季自己最多となる55本塁打をマークした。MLB公式に掲載されているスタッツでは、146得点、長打率.622、OPS1.014、89長打、380塁打、20敬遠、ISO.340の“7冠”を達成。また投手としても復帰し、14試合で47イニングを投げて1勝1敗、防御率2.87、62奪三振を記録した。勝利貢献WAR(ファングラフス版)9.4は堂々のナ・リーグ1位だった。

 56本塁打&132打点のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)を抑え、MVP投票では30人の記者から1位票を投じられた。2021、2023、2024年に続く満票受賞。米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」は自社X(旧ツイッター)にて「MLB史上、MVPを満票で複数シーズン獲得した選手はショウヘイ・オオタニ以外にいない。今や4度も達成した。完全に馬鹿げている」と脱帽した。

 そもそも2回の満票受賞の段階で史上初の偉業だったわけだが、4度目の受賞で改めて判明した“衝撃事実”に米ファンも仰天。「馬鹿げているようでいて、同時に『まあ、そうなるよね』とみんなが思っている」「史上最高の野球選手だと思うよ」「リアルタイムで見られるなんて信じられない」「『この世代の選手たちの中でどの位置にいるか』という議論を超えて、『歴代の偉大な選手の中でどこに入るのか』という段階に来ている」などと喝采が起きた。

(Full-Count編集部)

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