山本由伸に立ちはだかる壁 日本人初の偉業に近づく「2.74」も…拭いきれぬ懸念

ポストシーズンの疲労とイニング制限でも評価高まる山本由伸
米放送局「MLBネットワーク」が、2025年シーズンの受賞者は選ばないという前提で2026年の各賞受賞者を予測した。昨年のナ・リーグのサイ・ヤング賞はポール・スキーンズ投手(パイレーツ)が受賞したが、今年はドジャースの山本由伸投手の名前が挙がった。MLB公式サイトのアンドリュー・カストロビンス記者は山本の能力を高く評価する一方で、ポストシーズンでの負荷や球団のイニング管理を懸念材料として挙げた。
番組内でカストロビンス記者は2026年各賞の受賞者を予測。ア・リーグMVPにフリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ)、ナ・リーグMVPにフアン・ソト外野手(メッツ)、ア・リーグのサイ・ヤング賞にギャレット・クロシェット投手(レッドソックス)を選出。そしてナ・リーグのサイ・ヤング賞には山本を予想した。
山本について「覚えているでしょうが、ワールドシリーズで結構投げましたよね。ポストシーズン中はかなりの負荷だったのでその影響はあるでしょう」と指摘。昨年のワールドシリーズで第2戦に先発して完投、第6戦を6回1失点で投げ切った。さらに第7戦では救援登板し、チームの世界一に貢献した。
カストロビンス記者は一方で「ドジャースが一般的に選手のイニング数を管理するということもあるので、サイ・ヤング賞の対象になるイニング数には届かないかもしれない」とも言及。近年のサイ・ヤング賞受賞者を見ると、2025年はスクーバルが195回1/3、スキーンズが187回2/3を投げている。
それでも山本の実力については太鼓判を押している。「近代野球では、サイ・ヤング賞を獲得するには200イニングに届く必要がないことが証明されているので、そこがどうなるかですが」と前置きした上で、「私たちはワールドシリーズやポストシーズンの話をよくしますが、彼の昨年レギュラーシーズンのxERAは2.74で、上を行ったのはスキーンズとスクーバルだけでした」と昨季の高いパフォーマンスを評価した。
さらに「非常に良い投手で準備も入念。なので10月と11月の負荷については他の選手ほど心配の必要はないものの、懸念要素であることは明らかです」と締めくくった。山本の2026年は、サイ・ヤング賞獲得に向けても注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)