入団直後にTJ手術も「結構すんなり」 遠回りが生んだ15kg増…DeNA清水麻成に近づく“開花”

勝負の3年目を迎えたDeNA育成の清水麻成【写真:町田利衣】勝負の3年目を迎えたDeNA育成の清水麻成【写真:町田利衣】

沖縄電力との練習試合に2番手で登板して2回1安打無失点

 DeNAの育成3年目・清水麻成(まなと)投手が13日、沖縄・嘉手納で行われたファーム対沖縄電力の練習試合に4回から2番手で登板し、2回1安打無失点に封じた。プロ1年目の6月に右肘のトミー・ジョン(TJ)手術を行い、リハビリを経て昨年2軍で4試合に登板した20歳は、体重15キロ増とたくましくなった体で勝負の3年目に挑んでいる。

 4回は最速148キロをマークしてテンポよく3者凡退。5回は2死から自身のグラブをかすめる内野安打を許したが、最後は142キロで右飛に打ち取った。「ゾーンで勝負できてよかったと思います。結構いい感じに出力も出ていましたし、指にかかっている感じもありました」とうなずいた。

「思っているとおりに動けているので、気持ちの面でもだいぶ思い切って行けるかなという感じです」と話す表情は晴れやかだ。群馬・樹徳高から2023年育成ドラフト2位で入団したのもつかの間、6月にTJ手術を受けた。「早めの決断だったので、結構すんなり受け入れられました」と振り返るが、プロ人生の始まりは長いリハビリ生活となった。

 それでも「自分を見つめ直す期間にしようと。体もですし、フォームの改善も、考え方も。野球に対してどう取り組むのかを考えられたかなと思います」とリハビリと並行して成長を遂げた。トレーニングに励んだ体は、プロ入り時と比べて体重15キロ増。187センチの長身から投げ下ろす直球は、昨冬の台湾ウインターリーグで最速150キロを記録した。

「3年目で勝負の年なんですけど、自分が今までやってきたことを普段通り出せればいいかなという風には思います。目標はやはり支配下。自分の強い球を活かして、チームに貢献できたらいいかなと思います」と清水麻。地道に続けてきた努力が花開く1年とする。

(町田利衣 / Rie Machida)

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