代表引退のサトリア「最高のエンディング」 万雷の拍手に感激…侍J打線ゼロ封「忘れがたい思い出」

1次ラウンド日本戦に先発し、無失点投球
■日本 9ー0 チェコ(10日・東京ドーム)
チェコ代表は10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールCの最終戦・野球日本代表「侍ジャパン」との試合に敗れた。試合後、会見に臨んだオンジェイ・サトリア投手は「今日はラストダンスでした。投げる前はこんなことになるとは思っていなかった。チェコの野球のために、自分の名誉のために必死に投げました」と、“代表ラスト登板”を振り返った。
今大会限りでの代表引退を表明して臨んだWBCだった。毎回のように走者を許すも得点は与えず。4回には1死二、三塁のピンチを迎えたが、落ち着いた投球で後続を抑え先制を許さなかった。投球制限のため5回途中で降板。マウンドを降りる際にはパベル・ハジム監督と熱いハグを交わした。
「私たちの国のために投げ続けて、ありがとうと監督からお礼を言われました。スタンドには父親もいたんですけど、もう1度投球を見せることができて良かった。父は私以上に泣いていたと思う。幸せでした」と、指揮官に送られた言葉とともに父親への思いを明かした。
5回にマウンドを降りる際、そして試合後には東京ドームのスタンドは総立ちで、右腕に温かい拍手を送った。「侍ジャパンで最高の環境で投げられた。野球選手としては最高のベストエンディングだったと思います」と日本のファンに感謝した。
この試合で、チェコ代表としてのプレーには区切りをつけるが「引退の決断に至ったのは、若い選手がいる安心感があった。チェコ野球の未来を期待してください」と力強く言い切った。今後については「いろんな計画があります。今まで野球に時間を費やしたので、ボルダリングに時間を使いたい。たくさんやりたいことがある。職業としては電気技術士であり続ける。未来は分からないですけど」と、明日からの“新たな出発”に思いを馳せた。
(Full-Count編集部)