ド派手なイメージに隠れた“謙虚な素顔” 体現してきた父の教え…タティスJr.の根幹にある「成功への近道」
走攻守の三拍子が揃ったスーパースター、フェルナンド・タティスJr【写真:ロイター】父はメジャー13年で5球団に所属…ドミニカ共和国コーチとして親子鷹出場
優勝候補筆頭のドミニカ共和国代表で、不動の1番打者として強力打線の先陣を切るのが、フェルナンド・タティスJr.外野手だ。走攻守の三拍子が揃ったスーパースターは、抜群のファッションセンスも相まって、姿を現すだけで大歓声が巻き起こる。それでも決して有頂天にはならず、素顔は実に謙虚な青年だ。今大会でも大活躍を続ける姿をベンチコーチとして見守るのが、父であり、元MLB選手のフェルナンド・タティスだ。
現役時代、主に三塁手として活躍した父は守備の名手として知られた存在。レンジャーズでデビューし、メッツで幕を下ろすまで、メジャー13年のキャリアを送った。少しやんちゃなイメージはあったが、決して大騒ぎするタイプではない。5チームを渡り歩いたが、どのチームでも“いると嬉しい頼れる存在”だった。
実は、父タティスの父、つまりタティスJr.の祖父もまた、野球選手だった。内野手としてアストロズ傘下マイナーでプレー。タティスJr.も元々は遊撃手であったことを考えると、祖父から3代続くDNAなのかもしれない。
タティスJr.の父・フェルナンド・タティス【写真:佐藤直子】引退後は、レッドソックス傘下マイナーやメキシコリーグで監督を務めるなど指導者の道を歩む父にとって「ドミニカ共和国を代表するチームの一員としてWBCに参加できることは何より名誉なこと」だと胸を張る。ましてや息子と一緒に出場となれば「こんな夢のようなことはない」。そう微笑む顔は、ベンチコーチとしてではなく父としてのもの。ダグアウトではポーカーフェイスを貫くが、嬉しいものはやっぱり嬉しい。
スーパースターの息子に伝えてきた大切な教えとは…
(佐藤直子 / Naoko Sato)
