大谷翔平、14分間の会見で明かしたWBC連覇への思い 決勝Rの舞台は「いい思い出がある」

会見を行った侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】
会見を行った侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】

決勝ラウンドに意気込み「まずはベネズエラ戦に集中」

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝ラウンドが行われるマイアミのローンデポ・パークで練習を行った。練習後に会見に臨み、準々決勝のベネズエラ戦に向けて意気込みを語った。14分間に及んだ会見の一問一答は以下の通り。

――1次ラウンドのチェコ戦では村上宗隆内野手にアドバイスする姿があった。
「特にアドバイスとかっていうよりかは、みんなとバッティングについて話すなかで、質問されたことに答えていますし、自分から逆にどういう感じで打ってるのかっていう質問するときもあるので、みんなで考えをシェアしてるという感じですかね」

――ライブBPに登板。手応えはあるか。
「大会と同時進行しながら自分の調整を進めてきた。今日は4イニングで60球くらい投げてボリュームもクオリティもしっかり出せたと思うので、シーズンに向けて、いい準備ができてるかなと思っています」

――ベネズエラ先発のレンジャー・スアレス投手の印象は。
「オフェンス面もそうですし、ピッチャーやブルペン含めてレベルは高いと思うので。自分が対戦したピッチャーが出てくることもあると思うんですけど、チームとしては、見たことがないピッチャーが出てきたりとか、対戦したことがないバッターとやることも。向こうも同じだと思いますが、早くアジャストできるかどうかが難しいところであり、勝利の鍵を握るポイントなのかなとは思っています」

――短期決戦のWBCに向けて準備は変えたか。また、好きなドミニカ人選手はいるか。
「特に変えることはないですね。シーズン通り、自分のルーティンっていうのは、しっかりとやりたいですし、ドミニカの中にも好きな選手はいますけど、まずはベネズエラ戦に集中したいなというのが、今の気持ちです」

――準々決勝は、韓国対ドミニカ、日本対ベネズエラという、アジアと中南米の対決になる。アジア野球と中南米野球の違いについてどう感じているか。
「大きくは違わないと思ってます。ルールも違わないし、やってることも違わないので。それぞれの国の色があるとは思いますけど、国によって、何が違うかっていうのは特になく、1点を取りに行く、単純にそういう競技なので。その中でいろんな選択肢はありますけど、大きくはそんなに変わらないんじゃないかなと思っています」

――決勝ラウンドが行われるローンデポ・パークは2年前に「50-50」の偉業を達成した場所。
「いい思い出が多くある場所なので。それを次の試合に持ち込むということはないですけど、自然にプラスになってくれる部分っていうのは、大いにあるとは思う。今日もマウンドに行きましたけど、いい景色で、本当に綺麗な球場で、素晴らしい球場だなと思って投げていました。明日、バッティング練習をすると思いますけど、打席から見える雰囲気っていうのも、違うんじゃないかなと思ってます」

――ベネズエラ代表のミゲル・カブレラ打撃コーチが4打席歩かせると話していた。
「東京の家にカブレラ選手のサインバットが置いてあるんですけど、触って力をつけてきたので発揮したいなと。打てなかったら、ご利益がなかったと思うので(笑)。それぐらいの気持ちで頑張りたいなと思ってます」

WBC登板は否定「今のところはないですね」

――今回のWBCは世界中から注目されている。前大会の決勝、日本対米国の熱戦が影響しているという見方もある。盛り上がりをどう感じているか。
「前回の決勝戦だけではなくて、各国ごとの試合、東京ラウンドもそうでしたけど本当にいい試合が多くて。各国いい野球するなと思いながら他の試合も見てたんですけど。年々大会を重ねるごとに盛り上がっていると思いますし、選手たちの情熱、1試合にかける気持ちみたいなのも見て取れると思うので。国関係なく、選手たちの素晴らしいプレーと情熱を、ファンの方たちが見ることによって盛り上がってくれれば嬉しいなと思っています」

――今大会で登板する可能性は現時点で「絶対にない」と言い切れるか。
「今のところはないですね。それが球団との約束でもありますし、快く送り出してくれた球団に対しての誠意という部分はあるので。オフェンス面でしっかりと貢献できればいいと思います。怪我人が何人出てるかとかっていうのは全く予想できないことではあるので、全くのゼロということは何事においても言いたくはないですけど。今の現状だとないんじゃないかなと思ってます」

――納得はしているか。
「納得はしてますね。そのつもりでミーティングも重ねて来ました。そこに対しては特に何も無く、本当に自分のやれる仕事をやりたいです。僕が投げなくても素晴らしいピッチャーがいますし。それは東京ラウンドで見てきて、すごく僕自身も自信を持ってるところではあるので。他の国の方々に若い選素晴らしいピッチャーがいることをまた見せれることも僕個人としてはすごく楽しみにしています」

――ベネズエラ対ドミニカ共和国の試合を見てどう感じたか。
「どうなんですかね。日本とかアメリカのシーズン中と違ってホームラン打った後にホームで出迎えるとかあまり見られないラテン系のノリの良さを見てきたので。ベネズエラ戦は選手たちの日本ともまた違う雰囲気は楽しみですし。単純に素晴らしい選手が集まってきているので一選手として楽しみにしています」

――日本の野球は「規律」、ラテンの野球は「情熱」と言われている。このコントラストをどう捉えているか。
「違いはあるとは思いますけど野球に関しては言えば、同じルールのもとでやるのであまり変わらないというか。バッターだったらストライクはストライクだし、ボールはボールだし、セーフはセーフなので。そこに対しては、あまり大きく違わないのかなっていうのはあります。ベンチの雰囲気だったり、セレブレーションの雰囲気だったりとかは、各国の色があって面白いんじゃないかなとは思います。野球をやるという意味では、それが言語みたいなところはあると思うので、そこでコミュニケーションを取っていければ素晴らしい大会になるのかなと思っています」

――井端弘和監督の印象は。
「井端監督は、栗山(英樹)前監督とはまた違う雰囲気があると思いますし、冷静にゲームを俯瞰して見るタイプの監督なのかなと思います。僕が選手一人一人を見て感じたのは自立してる選手が多いなと。こちらから何か鼓舞することもあまり必要ないですし、一人一人がキャプテンであり、チームのリーダーだという認識が一番大事だと思っているので、そういう選手が集まっているなと思って見ています」

(Full-Count編集部)

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