大谷翔平がWBCの「価値を高めた」 “アンチ”米記者が手のひら返し…「本物のイベント」

大谷翔平の躍動がもたらしたWBCの転機
いまや世界中で盛り上がりを見せているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だが、大会が始まった当初、米国では「豪華なエキシビションゲーム」と例えられることもあった。アンディ・マッカロー記者は、WBCを「本物のイベント」に押し上げた要因の一つに、大谷翔平投手(ドジャース)の存在があると伝えている。
マッカロー記者は米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」に、読者からの質問に答える形で記事を寄稿。記者自身もかつてはWBCに懐疑的で、アンチに近い存在だったと明かしており、その理由として、米国代表が最高の選手たちを参加させるのに苦労していたことをあげた。しかし2017年のWBCで、米国が優勝したことで状況は一変。トップクラスの選手たちが参加を希望するようになったという。
さらに大きな転機となったのは大谷の存在だ。大谷はメジャーに活躍の舞台を移してから、エンゼルスで二刀流として躍動。2023年のWBC決勝では、当時の同僚マイク・トラウト外野手(エンゼルス)を空振り三振に仕留めて日本を世界一に導いた。同記者は「オオタニは、他のどの選手にもできない形でWBCの価値を押し上げている」と称賛した。
記事ではWBCの開催時期についても触れており、現状と同じ3月がベストなタイミングだと主張。その理由として「自国のために戦うか、ポストシーズン争いに備えて体力を温存するか、という板挟みにもならない。何か月も続く激しい競争の後で精神的に消耗してもいない」と言及し、3月開催は選手たちも参加しやすくなると述べた。
今大会、米国代表は13日(日本時間14日)の準々決勝でカナダを破り、3大会連続でベスト4に進出。日本代表は14日(同15日)にベネズエラ代表と準々決勝を戦う。日本と米国が順調に勝ち進めば、相まみえるのは決勝戦。2大会連続で世界一を目指し激突することになれば、WBCはさらなる盛り上がりを見せることになりそうだ。
(Full-Count編集部)