菅野智之、日本野球に提言 ピッチクロック導入は賛成…直面した“停滞感”「初動が遅い」

  • MLB
  • 2026.03.20
登板後、取材に応じたロッキーズ・菅野智之【写真:小谷真弥】
登板後、取材に応じたロッキーズ・菅野智之【写真:小谷真弥】

「選手を第一優先に考えてほしい」

【MLB】ロッキーズ ー ジャイアンツ(日本時間20日・アリゾナ)

 ロッキーズの菅野智之投手は19日(日本時間20日)、アリゾナ州スコッツデールで行われたジャイアンツとのオープン戦に先発し、3回4安打1失点だった。降板後に報道陣の取材に応じ、ピッチクロック導入などについて話した。

 初回は1死から左越え二塁打で走者出したが、後続を抑えて窮地を脱した。2回は味方の失策を機にピンチを作り、中前適時打で同点とされるも、1死一、二塁で遊ゴロ併殺打に仕留めて最小失点に抑えた。3回はこの日2つ目の併殺で切り抜けた。3回4安打1失点、無四球1奪三振。34球を投げてストライク26球だった。観客から拍手喝采だった。

 直前まではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の野球日本代表「侍ジャパン」の一員として戦っていた。菅野は8日の1次ラウンド・豪州戦(東京ドーム)で4回50球、4安打無失点。準々決勝・ベネズエラ戦での登板機会はなかった。「率直にやっぱり、悔しいっていう表現でいいのかどうか分かんないですけど。いい経験で終わらしたくないなっていうのが1つ強く思っていて」と言葉を続けた。

 日本代表はWBCで“ワースト”となるベスト8敗退となった。今大会で初導入となったピッチクロックにNPB組がなかなか適応できず、準々決勝では伊藤がピッチクロック違反後に逆転3ランを被弾。球界内外から日本も導入すべきとの意見などが飛び交っている。前日には大谷翔平投手(ドジャース)も「世界で勝ちたいなら導入するべきだとはもちろん思いますけど」と提言した。

 菅野自身の意見はどうか。「僕も導入できるのであればしたほうがいいと思います」と賛成派のようだ。一方で「日本はなかなか初動が遅いというか、難しさはやっぱりあると思うので。興行っていう部分で考えれば、試合時間が短くなると困る球団もあるでしょうし、まあ色んな問題がやっぱり出てくると思うんですけど」と理解も示した。

 それでも、「選手を第一優先に考えてほしいと思ってますし。これからは球団のことではなくて、日本野球界がより良くなっていく、世界基準で戦っていけるような、ふうになっていけば僕はいいなって思ってるので。そういう観点で考えてもらえたら、いい方向に進むんじゃないかなと僕個人としては思ってます」と力強い言葉を残した。

 改めて感じた世界との違い。セ・リーグでは2027年シーズンから指名打者が導入される。「ピッチクロックも今話し合って、じゃあいきなり来年からってなるか。まあ僕はずっと選手会に入って、選手会長やって、選手会で働いてきましたけど、なかなかね。そういうスピード感っていうのが求められる中で難しさっていうのはあるので。何度も言うように選手ファーストで考えれば難しい話じゃないと僕は思うので。思うところはそこだけです」とした。

(Full-Count編集部)

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