古巣DeNAファンの行動が「うれしかった」 目に映った右翼席…桑原将志が新たにした決意

「周りの人からもよく言われます」。すっかり西武に馴染んでいるようすの桑原将志【写真:町田利衣】「周りの人からもよく言われます」。すっかり西武に馴染んでいるようすの桑原将志【写真:町田利衣】

オープン戦最終カードで初めて古巣と対決「改めて、頑張らないといけない」

 ユニホームは変わっても、明るい笑顔はそのままだった。DeNAから西武にFA移籍した桑原将志外野手にとって、オープン戦最終カードは初めての古巣との対決となった。まだオープン戦とはいえ、やはり特別な感情が沸いていた。

 どんな反応をされるのだろうか……。ちょっとだけ胸にあった不安な感情は、すぐに吹き飛んだ。桑原が打席に入ると、ベルーナドーム右翼席のDeNAファンからも温かい拍手が送られた。それどころか、DeNA時代の桑原の応援タオルを掲げるファンも多かった。

「そういうファンの方がいたのは知っています。変わらず応援してくれたのはうれしかったですね。改めて、頑張らないといけないなと思いました」

 昨オフ、高卒から14年間を過ごしたDeNAからのFA移籍を決断した。“異例”ともいえる退団会見を開き、球団やファンへ感謝の思いを口にしていたのは記憶に新しい。まだ開幕前ということもあるだろうが、そんな桑原の思いを知っているからこそ、ファンは今も応援の意を示したのだろう。

外から見たDeNAは「怖さがありますし、バッターもピッチャーもいい」

 西武ベンチを見ていると、まるで何年も在籍しているかのようにチームに馴染んでいる。「周りの人からもよく言われます」と白い歯を見せると、「本当にライオンズの皆さんが温かくて、そのおかげで自分らしくプレーできているので感謝しかないです」と充実の表情を浮かべた。

初めて古巣のDeNAと対決した桑原将志【写真提供:産経新聞社】初めて古巣のDeNAと対決した桑原将志【写真提供:産経新聞社】

 初めて古巣と対決した桑原には、この3日間で実感したことがある。

「嫌なチームだなって思いました。対戦していても怖さがありますし、バッターもピッチャーもいい。改めて、強いチームだなと思いましたよ」

 そんな元チームメートたちに負けじと、自身は新たな環境でプロ15年目に挑んでいる。「野球人生あと何年あるかわからないですし、やはり挑戦して成長していきたい。ここまでは順調に来ていると思いますし、自分らしいプレーを届けていきたいと思っています」。“ハマのガッツマン”から“レオのガッツマン”として、桑原らしくチームを牽引している。

(町田利衣 / Rie Machida)

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