キム・ヘソン降格は「自業自得」 韓国メディアすらバッサリ…大谷との共闘が生んだ“誤算”

ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】
ドジャースのキム・ヘソン【写真:ロイター】

エンゼルスの5年約44億円を蹴ってドジャースへ、マイナー拒否権なしが仇に

 ドジャースは22日(日本時間23日)、キム・ヘソン内野手をマイナー降格させたと発表した。オープン戦では打率4割超と絶好調だったが、開幕メジャー入りを逃す結果となった。この非情な決断に対し、韓国メディア「Mania Times」が「大谷ロマンが生んだ悲劇」と非難し、契約上の“弱み”に付け込まれたと指摘している。

 同メディアのカン・ヘヨン記者は23日に記事を公開し、ドジャースの開幕前の決定を「冷酷だった」と表現した。オープン戦で9試合に出場し、打率.407、1本塁打、6打点、5盗塁という驚異的な成績を残していた。一方、開幕ロースター入りを果たしたアレックス・フリーランドは打率.116と極度の不振であり、同記者は「実力が基準なら脱落は説明されない」と疑問を呈した。

 降格の最大の理由は「契約内容」にあると指摘している。ポスティング当時、エンゼルスから5年総額2800万ドル(約44億5600万円)に加え、マイナー降格の拒否権、さらには二塁のポジション確約という破格の条件が提示されていたという。しかし、キムはその半分以下となる3年総額1250万ドル(約19億8900万円)でドジャースと契約した。同記者は「ドジャースはマイナー拒否権がないという契約上の弱点を利用し、ロースター運営の便宜のために彼を『いつでも下げられる保険要員』として扱った」と分析した。

 巨額の契約と好条件を蹴ってまでドジャースを選んだ背景には、「オオタニ・ショウヘイと一緒にプレーしたい」という強い思いがあったという。両者は同じ代理人事務所に所属しており、契約前から交流があった。しかし、「大谷が所属しているチームで優勝したいというロマンを追って自ら生存権である拒否権を諦めた結果が今日のマイナー降格だ」と記事は伝えており、ファンの間でも「自業自得」という冷笑的な反応が出ているという。

 同記者は記事の結びで、「お金とキャリアの両方を失う危機に瀕したキムに今残された道は何だろうか?」と言及。「派手なオオタニの活躍に隠れたまま、全盛期をマイナーで無駄にするには彼の4割打率があまりにも惜しい」と、韓国の至宝が直面している過酷な現実に嘆き節を連発していた。

(Full-Count編集部)

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