侍右腕が初勝利も…「マジかと思って」 新庄監督が指摘した“判断”「ミスってわかってるから」

楽天戦で指揮した日本ハム・新庄剛志監督(右)【写真:加治屋友輝】
楽天戦で指揮した日本ハム・新庄剛志監督(右)【写真:加治屋友輝】

北山は8回3安打無失点10奪三振、今季2度目の先発で初勝利

■日本ハム 1ー0 楽天(8日・楽天モバイル)

 日本ハムは8日、楽天モバイル最強パークで行われた楽天戦に1-0で勝利した。先発した北山亘基投手が8回102球を投げ3安打無失点で今季初勝利。10奪三振で楽天打線をねじ伏せたが、新庄剛志監督が「『マジか』と思った」と振り返ったのは8回だった。

 7回を投げ終えてわずか1安打で球数は86球。完封ペースだった。しかし8回1死から村林の中前打、代打浅村の中前打で一、三塁のピンチを背負った。伊藤光の打球は投前へ。捕球した北山はそのままホームへ投げ、三塁走者の代走ワォーターズを三本間でアウトにした。続く中島をフォークで空振り三振に斬り、ピンチを脱出した。

 北山の快投に「いやあ、よかったね、今日。テンポよかったし、変化球よかった」と目尻を下げた指揮官だが、指摘も忘れなかった。

「セカンドゲッツーでしょ、あれは! ピッチャーゴロ。ホームに投げたから『マジか』と思って。まあまあ、自分でもミスってわかっているから、しっかり抑えろと。抑えてくれたからよかったんですけど」

 北山自身も、もちろん反省点として挙げる。「前回の課題として『心は熱く、頭は冷静に』という感覚で今日は投げられたので、状況を整理できていました。ただ8回のゲッツー、あそこでホームにいっちゃいましたけど、打球がめちゃくちゃスローモーションに見えたんです。だから投げてしまったんですけど、次の課題というか。パパっとあそこで抑えたら9回も行けたかもしれないので、そこはしっかり練習したいなと思います」と話した。

 侍ジャパンの一員として3月のWBCに参加。今季初登板だった1日のロッテ戦では6回途中4失点と崩れて敗戦投手になったが、ようやく“らしさ”を見せた。「前回チームに迷惑を掛けていたので、そういう意味でも気合いが入っていました。気持ち的に荷が降りたというか、変な力みも取れました。納得できる内容が多くこれから安定して投げていけるような気がしているので、いい日になったかなと思います」と安堵した右腕。この日届かなかった2年ぶりの完封勝利を手にする日も近そうだ。

(町田利衣 / Rie Machida)

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