大谷翔平に二刀流の“弊害” 投手でも圧倒的なのに…米識者の疑問「議論に入ってこない」

米ポッドキャスト番組でバーランダー氏が大谷の投手成績に言及
ドジャース・大谷翔平投手は、異次元の投打の活躍でメジャーを席巻している。しかし、“打者・大谷”があまりにも凄すぎるゆえに、投手として過小評価されている。米ポッドキャスト番組「Flippin’ Bats with Ben Verlander」で司会を務める“大谷マニア”のベン・バーランダー氏が力強く主張する。
大谷はエンゼルス時代の2021年に本格的な二刀流として覚醒して以降、マウンドでも圧倒的な成績を残してきた。バーランダー氏は17日(日本時間18日)、「ショウヘイ・オオタニは球界最高の投手? タリク・スクーバル、ポール・スキーンズ、ヨシノブ・ヤマモト、そしてショウヘイ・オオタニ」と語り始めた。
同氏は世間の見方に疑問を投げかけた。「2021年開幕以降、彼は球界最高の防御率をマークしている。米国でショウヘイ・オオタニは打者ファースト、投手セカンドのイメージだ。だけど彼の中には、打者ファーストという認識はない。投手ファーストの認識だ」と、大谷自身の意識の高さを代弁した。
さらに、打撃の凄さがもたらす弊害についても熱弁を振るっている。「打者としてあまりに優れているので、球界最高の投手の議論に入ってこない。『彼が球界最高の選手?』という話題になっても、論争が起きてしまう。人々は打者としての指標を見たあと、『ああ。そういえば、彼は投球もするんだ』となってしまう」と、不当な評価を受けている現状を嘆いた。
大谷は2度の右肘手術もあって投手としての稼働率は低い。しかし、投打での“W規定”を達成した2022年には、15勝&防御率2.33&219奪三振をマーク。昨年6月の復帰後も徐々に状態を上げ、9月以降は無失点。自責点ゼロのイニングは今季も継続し、日本人先発投手の最長となる32回2/3まで更新した。メジャー通算でも防御率2.91、奪三振率11.33と驚異的な水準だ。
もちろん、打者としても凄まじい。2023~2024年に本塁打王を獲得し、OPSは2023年から3年連続のリーグ1位。2024年は前人未到の「54本塁打&59盗塁」を記録した。3年連続通算4度のMVPの源泉は、確かに打者の部分に大きな要因もある。
とはいえ、バーランダー氏はこう主張する。「打者の成績は(優れているし)、球界最高の投手でもある。2021年シーズン開幕以降の防御率は2.75でショウヘイ・オオタニは1位にランクインしている。彼はサイ・ヤングを受賞したがっていると思う。日本人でサイ・ヤング賞を獲得した選手はまだいない。でも、それが現実的に可能な選手がドジャースには2人いる」と締めくくり、大谷と山本由伸投手が日本人初のサイ・ヤング賞を獲得する可能性を熱弁した。
(Full-Count編集部)