苦節7年のマイナー生活「みんな泣いて喜んでくれた」 ド軍28歳が初昇格をつかむまで

マイナー通算154発ウォードがメジャー初昇格「信じられない気持ち」
【MLB】ロッキーズ 9ー6 ドジャース(日本時間20日・デンバー)
ドジャースのライアン・ウォード外野手は19日(日本時間20日)、敵地でのロッキーズ戦で待望のメジャー昇格。「7番・一塁」で起用され、初出場ながら2安打1打点と結果を残した。試合前には報道陣の取材に応じ、「両親と婚約者の3人に電話で伝えた。みんな泣いて喜んでくれた。本当に特別な瞬間だった」と声を弾ませ、昇格への意気込みを明かしていた。
2019年ドラフト8巡目でドジャース入り。昨年3Aで143試合に出場し、打率.290、164安打、36本塁打、122打点の好成績でMVPを受賞した。17日(同18日)のマイナー戦の第1打席前に通達されたという。「信じられない気持ちでした。あの瞬間の感情は言葉では言い表せない。ここにいられること、そしてこのチャンスを得られたことに感謝している」と喜びをかみしめた。
マイナー7年間で通算154本塁打を放ってきたが、なかなかメジャーから声がかからなかった。「この2年間、本当にハードに練習してきた。ボール球を追いかけるのをやめて四球を選べるようになり、出塁率を上げてカウント有利で強い打球を打つ。やるべきことは多かったが、今振り返れば、あっという間だった気がする。でも、マイナーにいた時は、すごく長い道のりに感じた」。
オフ期間中は打撃マシンで1球ごとに設定を変更。「今日はここを狙う。それ以外は振らない」という練習を繰り返した。「シーズン中も全打席で継続し、相手投手の研究も徹底した。『相手の強みはどこか、自分の強みはどこか』。その駆け引きが昨年から噛み合い始めたんだ」。今季は18試合出場で打率.324、4本塁打、14打点。結果を出し続け、メジャーの扉をこじ開けた。
「常に『もっと上に行くためには何が必要か』を考えてきた。まだメジャーでないなら、どの部分を改善すべきか。それをモチベーションに変えて、ひたすら練習を続けてきた」。1998年生まれの28歳に、ようやくチャンスが巡ってきた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)