敵ファンから家族へ殺害予告も…強気なヤ軍右腕 “脅迫”にも挑発「ワクワクしている」

レッドソックス戦の先発を前に…米メディアが明かした殺害予告
ヤンキースのキャム・シュリットラー投手が、先発登板が予定されている23日(日本時間24日)のレッドソックス戦を前に、これまでに敵ファンから自身と家族が殺害予告を受けていると明かした。米スポーツ局「ESPN」が20日(同21日)、右腕が直面している現状を報道。思わぬ脅迫を受ける形となったが、当の本人はフェンウェイでの登板に「ワクワクしている」と強靭なメンタルを見せているようだ。
ボストン郊外のウォルポールで育ち、元々はレッドソックスの熱狂的ファンだったシュリットラー。昨年からヤンキースでプレーし、今季は5試合に先発し、27回2/3を投げて2勝1敗、防御率1.95、36奪三振と好成績を残している。次は23日(同24日)、敵地フェンウェイ・パークでのマウンドが予定されており、伝統の一戦を前に、昨季から続く因縁の中で一部の熱狂的な敵ファンから脅迫を受けている。
シュリットラーは地元紙「ニューヨーク・ポスト」の取材に対し「僕がヤンキースでプレーしている事実が、彼らを余計にムカつかせるんだろうね。(先発時は)ひどいだろうね。緊張はしていないけど、すごく騒がしくなるはず」と脅迫を受けた本人とは思えない、レッドソックスファンを逆なでするかのような挑発的な発言を続けた。さらに、警察の介入は必要ないと強気の姿勢を見せた。
この揉め事の背景には昨季の深い因縁がある。シュリットラーは、ア・リーグのワイルドカードシリーズ第3戦のレッドソックス戦に先発し、8回を12奪三振、無失点に抑えた。ファンから嫌がらせを受けていた右腕は、試合後に「一線ってものがあると思うけど、彼らは少しそれを越えてきた」と言及。続けて「ボストンのファンは、ああいうものだよ。地元ではみんな攻撃的だし、相手の神経を逆なでしようとしてくる。ただ今回は、相手にする人間とチームを間違えただけだ」と、勝利による興奮の影響か、辛辣な言葉をまくし立てた。
今月に入り、シュリットラーは、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の取材に対し、当時の自身の発言が“火に油を注いだ”部分があったと認めた。ただ、反省だけで終わるはずもなく「(他人を)攻撃するなら、攻撃だってされるだろう」と皮肉もしっかりと残した。
23日(同24日)の登板では、過激なファンから“攻撃”を受ける可能性もあるが、「好き勝手に野次を飛ばしてきたり、物を投げてきたり、僕をつかもうとしてきたりするだろう。そういうことは想定している」と語り、危険が及びそうな行為を恐れている様子はない。右腕は「チームメートも自分もワクワクしている」と頼もしい言葉を残したが、殺害予告にまで発展した因縁の対決は、どんな結末を迎えるだろうか。
(Full-Count編集部)