大谷翔平に敵将“怒り”「腹を立てた」 得点できずも打線を称賛…「彼相手によくやった」

6回2死二、三塁の大ピンチを切り抜けて渾身のガッツポーズ
【MLB】ジャイアンツ 3ー0 ドジャース(日本時間23日・サンフランシスコ)
ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・投手」で投打同時出場し、6回5安打無失点の快投を見せた。チームは敗れたものの、敵将からは「腹を立てた」と独特な表現で称賛の声を寄せた。
マウンドでは気迫を前面に押し出した。最大の山場となった6回2死二、三塁のピンチでは、シュミットをスイーパーで空振り三振に斬って取った。マウンド上で雄叫びを上げながら体を一回転させ、力強いガッツポーズを披露。最速100.6マイル(約161.9キロ)を計測し、無四球で7つの三振を奪ってマウンドを降りた。
打者としては4打数無安打に終わり、連続試合出塁は球団歴代2位タイに並ぶ53でストップした。打線の援護にも恵まれず、大谷が降板した直後に救援陣が3ランを被弾してチームも連敗を喫した。それでも大谷自身の防御率は0.38、被打率は.141まで向上し、両部門で堂々のリーグトップに立っている。
圧倒的な投球にジャイアンツのトニー・ビテロ監督も脱帽だ。地元スポーツラジオ局「95.7The Game」の公式X(旧ツイッター)が指揮官のコメントを公開。「今夜私はマウンド上のミスター・オオタニに少し腹を立てていた。なぜなら我々がスプリング・トレーニングで見た時とはまったく違っていたから(苦笑)」と語った。
いったいなぜか。同地区のライバルであるジャイアンツは、WBCを終えた大谷と3月18日(同19日)のオープン戦で対戦した。4回1/3を投げて無失点、4奪三振。最速99.9マイル(約161キロ)の剛速球だけでなく、スプリッターやカーブなどでバランスを崩された。持ち球が大きく変わったわけではないが、当時は投球全体の31%だったフォーシームが、この日は52%と激増していた。
ビテロ監督は「私とすればそれは対照的だった」と振り返る。キャンプではあくまで調整段階だったが、“本番”にはいってギアを上げた。「彼は我々の喉元を狙ってきているかに見えた。そして球そのものはかなり良かった」と絶賛。大谷から得点はできなかったものの、何度かチャンスを作った打線に対しては「彼相手によくやった」と拍手を送った。
(Full-Count編集部)