泥沼12連敗…578億円軍団に再燃した不仲説 スター同士の軋轢、ロッカーすら変更の怪

ロッカーの配置変更で不仲説を強める結果に
総年俸約577億円を誇りながら、現在泥沼の12連敗と苦しんでいるメッツ。チームの不振に追い打ちをかけるように、フアン・ソト外野手とフランシスコ・リンドーア内野手の不仲説が再燃している。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のティム・ブリットン記者は、関係改善へ「プレーで結果を」と解決策を指摘した。
発端となったのは、クラブハウス内におけるロッカーの配置変更だ。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したブリットン記者は、開幕日にソトのロッカーがリンドーアの向かいから反対側へ移動したことに言及した。昨オフから「会話をしていない」と囁かれていた2人の距離が、物理的にも離れる事態となった。
ロッカーの移動には複数の要素が絡んでいる。昨オフにトレードで加入したマーカス・セミエン内野手をリンドーアの近くに置くことや、ルイス・ロバート外野手をソトの隣にするなど理にかなった面はある。それでも同記者は「今回起きたことは確かに彼らの不仲説を強める要素になっています」と語り、波紋を広げている。
メッツは今季、大きくチームが変わった。人気選手のブランドン・ニモ外野手をトレードに出し、主砲のピート・アロンソ内野手と守護神のエドウィン・ディアス投手がFAで移籍。「メッツはリンドーアのチームになるのか、それともソトのチームになるのか」と疑問視されていたなか、関係性以上にチーム成績が悲惨なものになった。
2002年以来となる12連敗を喫し、7勝16敗でナ・リーグ東地区最下位に沈んでいる。球団史上最長の17連敗すらチラつく深刻な状況だ。さらにソト自身も6日(日本時間7日)に右ふくらはぎの怪我で負傷者リスト(IL)入り。離脱以降に打線が一気に迫力を失い、終わりの見えない連敗街道を突き進んでいる。
険悪なムードを打破し、周囲の雑音をかき消すには勝利しかない。同記者は「これを変える方法は、前より良いプレーをすることです。ソトが復帰して、リンドーアも打ち始めること」と強調。ソトは22日(同23日)のツインズ戦で復帰予定となっており、「実際に勝ち始めるまでは(2人の関係性についての)話題がつきまとう」と奮起を促していた。
米データサイト「コッツ・ベースボールコントラクツ」によれば、メッツの今季総年俸はMLB1位の3億6250万ドル(約578億円)。圧倒的な投資をしながらも勝率.304はメジャー30球団ワーストに沈んでいる。不仲が原因かはたまた……。まずは勝利する日を誰もが待ち望んでいる。
(Full-Count編集部)