佐々木朗希の初勝利を運んだ“魔球改造” 衝撃の9キロUP…指揮官も評価「速球に見える」

カブス戦に登板したドジャースの佐々木朗希【写真:黒澤崇】
カブス戦に登板したドジャースの佐々木朗希【写真:黒澤崇】

スプリットの平均球速は136.8キロ→146.1キロに「スピード感が欲しい」

【MLB】ドジャース 12ー4 カブス(日本時間26日・ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手は25日(日本時間26日)、本拠地のカブス戦で6回途中7安打4失点と粘りの投球を見せ、今季初勝利を挙げた。待望の勝ち星を運んだのは“魔球”と言われるスプリット(フォーク)の衝撃的な変化だった。

 佐々木朗希のスプリットはナックルのように揺れ動く“魔球”。昨季は被打率.146、今季も被打率.182と痛打を許さない決め球となっているが、一方で変化量が大きいために制球が安定しないのが難点だった。その決め球に「微調整」を加えた。

「今日はコントロールも良かったですし、カウント球でも使いたかった。落ち幅を変えたわけではないんですけど、抜ける球も多かったですし、元々投げていたフォークではないので。そこはスピード感が欲しいということと、ベース盤の上にいかないと振ってもらえないので。コーチと話して方向性を決めていきました」

 スプリットの平均球速は85マイル(約136.8キロ)だったが、この日は平均90.8マイル(約146.1キロ)と高速スプリットに変化。48球のうち25スイング、9つの空振りを誘った。スプリットの球速変化について、ロバーツ監督も「意図的なものだ。コーチたちと取り組んでいて、速球に近い急速にすることで変化球というよりも速球に見えるようにしたかった」と狙いを明かした。

 今季最多99球を投げてストライク66球。与えた四球は1つのみだった。「(制球は)フォークがベース盤の上を通る確率の問題だと思っていた」。オープン戦中から極度の制球難に苦しむこともあったが、今後へ手応えをつかむものとなった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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