大谷翔平「お疲れっすぅ~」 消えた“孤高”の印象…試合2時間前に感じた復活の予感

カブス3連戦では鈴木誠也イジリ連発、佐々木朗希の反省会にもひょっこり参加
妙にご機嫌だった。ドジャース・大谷翔平投手だ。26日(日本時間27日)の午前10時50分、帽子を後ろ向きに被った、いつものスタイルでクラブハウスへ。取材を終えてクラブハウスを退出しようとする日本人メディアとすれ違う……。その時だった。
「お疲れっすぅぅ~~」
まるで“チャラ男”のような軽い挨拶。どんな時もメディアと一線を引いてきた男が……。ある意味、衝撃的だった挨拶に差し込まれた記者同士で思わず顔を見合わせてしまった。
鈴木誠也、今永昇太が所属するカブスとの3連戦。26日(同27日)の第3戦の7回、12試合ぶりの6号ソロを放った。3連戦の最終打席で打撃復活を印象づけたが、試合中から“絶好調”だった。出塁する度に右翼を守る同級生の鈴木へ向かって、右手で「バーン」。鈴木がグラウンドを見ていない時は、わざわざ目が合うまで待って「バーン」。最初は無視していた鈴木も、笑いを堪えているように見えた。微笑ましいやり取りだった。
前日25日(同26日)の試合中には、6回途中4失点で降板した佐々木朗希とプライヤー投手コーチがダグアウト内で行っていた反省会にひょっこり参加。うんうん――。明らかにオーバーなジェスチャーを見せていた。
「投手コーチと軽い反省とかしてました。良かったところと、ここがちょっと……最後の回の四球がもったいなかったとか」と朗希。ユーモアを交えながらも、先発ローテ定着を目指す24歳の若武者へアドバイスを送っていたようだ。
21日(同22日)の敵地・ジャイアンツ戦から24日(同25日)の本拠地・カブス戦まで16打数1安打で出塁も1度だけ。「登板日は投手専念した方がいいんじゃないか」「登板翌日は休みにした方がいいんじゃないか」。少しバットが湿りがちになっただけで、4度のMVPを誇る31歳は“逆風”にさらされる。それでもだ。
昨年4月19日(同20日)に第1子となる長女が誕生したことを報告。約1年後の15日(同16日)に行われた取材対応では、「僕は元々(性格は)丸いです。これ以上丸くなるところはないです」と笑っていたが、かつて醸し出していた“孤高の天才”のような空気は明らかになくなっている。
31歳の大谷翔平は自然体で2026年シーズンに臨んでいる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)