相川監督が絶賛「全員できるわけじゃない」 DeNAを勢い付けた好判断…27歳が明かす“根拠”

三森が4回に辻から左前打→二盗→三盗→度会の中前適時打で生還
■DeNA 11ー8 広島(4日・横浜)
DeNAは4日、横浜スタジアムで行われた広島戦に11-8で勝利し、勝率を5割に戻した。初回に4点を奪われる展開も、大逆転勝ち。16安打11得点と大味な試合の中で、「1番・中堅」で出場した三森大貴内野手の“足”が光った。
2回に4点を追いつき、3回に勝又と蝦名の連続適時打で2点を勝ち越した。そして4回だった。先頭の三森が左前打で出塁すると、ここからが見せ場だった。続く京田の打席で、二盗に成功。さらに度会の初球、果敢に走って三塁を陥れた。
「相手が若くて、きょう1軍に上がってきたばかりの投手。いろいろなことに気を遣いながら投げるのってやはり難しいので、次の塁をしっかり狙っていけたのはよかったです」
三森がそう明かしたように、相手投手の辻はまだ1軍登板が通算21試合目の21歳。4月7日に出場選手登録を外れ、この日が約1か月ぶりの1軍復帰だった。先発の大瀬良が3回途中6失点KOとなり、後を受けてマウンドに上がっていた。
三森が三塁へ進んだあと、度会が中前適時打。ダイヤモンドを駆け回り、欲しかった“もう1点”のホームを踏んだ。相川監督が「全員ができるわけじゃない。三森という選手の特徴」と手放しで称えれば、 河田雄祐1軍外野守備走塁戦術・育成兼ベースコーチも「初見の投手に対して一発で走るのはなかなかできないことで、三森だからできた技。三塁にいたからこそ次の1点に繋がったし、大きな、素晴らしいスチールだった」と賛辞を惜しまなかった。
これで8試合連続で1番打者を務めながら、守備は中堅、二塁、一塁と目まぐるしく変わる。それでも「ピッチャーも生活が懸かっていますし、しっかりやれることを準備してやっていこうと思っています」と涼しい顔で言った。
昨季は途中出場が多かったものの、91試合でチームトップの22盗塁をマークした27歳。「相手には昨年のイメージもあって、バッテリーとしては気を遣わなくてはいけないと思うので、後ろの打者たちが楽に打てるように少しでもプレッシャーかけながらやれればいいのかなと思います」。この日放った安打は1本でも、確かに勝利に貢献した。
(町田利衣 / Rie Machida)