大谷翔平が試合前に“本音”?「元気じゃないですねぇ」 ロッカーで深くひと息…懸念される疲労

アストロズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
アストロズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

試合前にフリー打撃、キャッチボールを終え…本音がポロリ?

【MLB】ドジャース 8ー3 アストロズ(日本時間5日・ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのアストロズ戦で3打数無安打に終わり、これで4年ぶりとなる5戦連続無安打に終わった。翌5日(同6日)の登板日は二刀流が予定されていたものの、投手専念の形に方針が急きょ変更。ここに来て大谷が、二刀流の“難しさ”に直面している。

 今季は開幕から二刀流に専念。3月にはWBCにも出場し、大会後には投手として調整。ここまでほとんど休まず戦ってきた。5試合連続の無安打は2022年以来4年ぶり。当時は途中出場の試合もあったため、スタメン出場での5試合無安打はメジャーで自身初となった。

 5日(同6日)には先発マウンドに上がる予定。試合前にはロバーツ監督が二刀流出場だと説明していたが、試合後の会見では「ピッチングに集中する機会を与え、体を休ませることにした」「展開を見ながら、彼の様子を見て決めた」と話し、投手に専念させる方針に急きょ変更した。

 この日の試合前、グラウンドでのキャッチボールを終えた大谷がロッカーへと戻ってきた。ロサンゼルスの地元紙「オレンジ・カウンティレジスター」のベテラン記者、ビル・プランケット氏が通りすがりに「ゲンキデスカ~?」と声をかけると、グラブを頭にのせた大谷は「元気じゃないですねぇ~」と苦笑いで回答。いたずらっぽい顔で見つめ返した。

 この日珍しくグラウンドで早出特打を行っていた大谷は、これにて試合前の練習がひと段落。この返答は本音なのかジョークなのか――。椅子に深く腰かけると、「はぁ~」と一息ついて天を見上げ、試合への準備に取りかかった。

 大谷は前回4月28日(29日)の登板後に、二刀流の難点を口にしていた。「悪い状態からいい状態に持っていくまでに、やらなければいけないことがある。投球が入ってくる中でトータルの1日の運動量を考えた時にそこまで長く1日、1日取れるわけでもない」。打撃は今まさに「悪い状態」。それを打破しようと打撃練習の量を増やせば、疲労が溜まりすぎて試合に影響する可能性もある。

 ドジャースに入って初めての二刀流で迎えたシーズン。3月・4月は6本塁打を放ち、投手として初の月間MVPを獲得したが、ここに来て一つの壁にぶつかった。球団とともに最善の形を模索し、乗り越えられるか。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY