村上宗隆が覆した“失敗モデル”「酷い間違い」 撤退決めた29球団…判断を誤った「盲点」

Wソックス・村上宗隆【写真:アフロ】
Wソックス・村上宗隆【写真:アフロ】

米スポーツ局「ESPN」が、村上獲得を巡る他球団の声を紹介

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手が、1年目からアーチを量産し、メジャーを席巻する活躍を見せている。予想を覆す躍動に、獲得を見送った29球団からは後悔の声が続出。米スポーツ局「ESPN」は、日本を代表する主砲が描く成長曲線を分析するとともに、各球団の編成担当者らの反応を記事にまとめた。

 同メディアのジェシー・ロジャース記者は、「全員が酷い間違いをした」と見出しをつけて、村上に関する記事を出稿。2022年に史上最年少で3冠王に輝いた村上は、早くからメジャーで注目されており、「ESPN」のカイリー・マクダニエル記者は5年総額8000万ドル(約125億円)の契約を予測していたという。

 しかし蓋を開けてみると、一塁手や三塁手の補強が必要だったレッドソックスやエンゼルスなど複数球団が獲得を見送り、パドレスも予算凍結状態だったためで参戦しなかった。記事では、各球団が獲得を躊躇した背景には、守備力や三振の多さへの懸念があったと紹介。そんな中、ホワイトソックスは、日本で3度、シーズン100四球以上を記録した出塁能力に着目し、結果的に2年総額3400万ドル(約53億3900万円)で契約を結んだ。

 記事では「全球団が酷い間違い(見落とし)だった」と悔やむア・リーグ球団関係者の見解を紹介。その関係者は「ゾーン内での空振りは、人々を恐怖させる。メジャーのより質の高い投球を相手に、それがどう転ぶかを予測するのは困難だった。これは打撃予測モデルの盲点の1つであり、結果として各チームの自信を削ぐことになった」と話し、後悔していたという。

 ロジャース記者は、あるナ・リーグ幹部が「三振を重視しすぎた罪だ」と嘆いていたことにも言及。29球団にとって“逃した魚”は大きかったようだ。

 一方、ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは、村上の活躍にご満悦の様子。「弱点があれば、そこを突かれるのがこの世界。しかし、彼は向こう(日本)でそれをあまり見てこなかっただけ。見たことがないからといって、打てないわけではないのです」と誇らしげに語っていたようだ。

(Full-Count編集部)

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