WBCの熱狂が追い風に…台湾プロ野球が「1万人時代」に突入 37年目に描く目標とは

台湾に続く野球フィーバー、台北ドームでの開幕戦は2年連続で4万人の「大入り」
3月初旬、東京ドームで行われた第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドのプールC、チャイニーズ・タイペイ代表は2勝2敗で終えたが、失点率で及ばず準々決勝進出はならなかった。しかし、延長タイブレークまでもつれた韓国との死闘、ナインの歓喜と涙、地鳴りのようなファンの応援は、世界の野球ファンに大きなインパクトを与えた。(情報は4月14日時点のもの)
今季、台湾プロ野球は37年目のシーズンを迎えた。3月28日、昨季王者の楽天モンキーズが、台北ドームに中信兄弟を迎え行われた開幕戦は、WBCの熱気も残るなか、昨年に続き、2年連続で4万人の「大入り」に。楽天モンキーズにとっては、主催試合の史上最多観客数となった。
楽天がペドロ・フェルナンデス投手、中信がニバルド・ロドリゲス投手と、リーグを代表する右腕を立てた試合は、ロースコアのまま進んだ。楽天が1-2で迎えた8回、WBC代表の陳晨威外野手の本塁打で追いつくと、9回、満塁から押し出し死球でサヨナラ勝ち。連覇にむけ幸先のいいスタートを切った。
翌29日には、統一ライオンズの新たな本拠地「台南アジア太平洋国際ベースボール・トレーニング・センター」のメイン球場(略称、台南亜太メイン球場)がこけら落としとなった。台南市の郊外に立地する同球場は、大小4球場に屋内外の練習場も整備された通称「亜太野球村」内にあり、台湾最大の屋外球場だ。
台湾プロ野球は、6チームが前後期60試合の計120試合を行う。開幕から約2週間、30試合を終えた時点で、1試合の平均観客数は1万1177人。史上初めて平均1万人台を突破(1万373人)した昨季から、さらに7.8%増えている。「1万人時代」に突入した台湾プロ野球。今季は蔡其昌コミッショナーが掲げた「平均1万1000人」の目標達成を目指し、邁進していく。