ド軍に緊急事態…またも救世主となった26歳「次の投手のために」 試合直前に告げられた先発

エンゼルス戦に先発したドジャースのウィル・クライン【写真:黒澤崇】
エンゼルス戦に先発したドジャースのウィル・クライン【写真:黒澤崇】

スネルが先発回避→IL入り、急きょブルペンデーに

【MLB】ドジャース 6ー0 エンゼルス(日本時間16日・アナハイム)

 緊急事態を総力戦で乗り越えた。ドジャースは15日(日本時間16日)、敵地でのエンゼルス戦に6-0で勝利し、3連勝とした。先発予定だったブレイク・スネル投手が負傷者リスト(IL)入りしたため、急きょブルペンデーに。先発したウィル・クライン投手が2回を無失点に抑え、流れを作った。

 スネルが前日に左肘の違和感を訴え、遊離軟骨があることが判明。この日ドジャースのロッカールームにはスネルの姿はなく、ロッカーも用意されていなかった。クラインが先発することを知らされたのはこの日球場に来てからで、試合の約4時間前だった。「たぶん2時頃だったと思う。先発は僕かジャック(ドレイヤー)のどちらかだろうと思っていたので、驚きはなかったし、むしろ興奮していた」と振り返った。

 初回を3者凡退。2回は2死から死球と安打でピンチを背負ったが、オハッピーを右飛に打ち取って役目を終えた。「とにかく次の投手のために投げぬくこと。次の投手を苦しい場面で出さないように、そしてゼロに抑えて後ろの投手が同じように投げられるようにするだけ」。その後は7人の投手がそれぞれ1イニングを投げて得点を許さず、完封勝ちした。

 26歳のクラインはこの日がメジャー初先発。「大学以来やっていなかったけど、リリーフの時と同じルーティンを保つようにした。『初回に登板を告げられた』と考えるようにした」。昨年のワールドシリーズ第3戦では延長15回から4イニングを無失点に抑えてヒーローに。チームの苦しい場面を、またもこの男が救った。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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