“DeNA初登板”は5回ゼロ封7K「楽しみしかない」 トレード右腕をコーチ絶賛…もたらす効果

DeNA・尾形崇斗【写真:町田利衣】
DeNA・尾形崇斗【写真:町田利衣】

尾形崇斗が2軍戦で“移籍後初先発”、5回2安打無失点7奪三振の好投

 ソフトバンクからトレードでDeNAに加入した尾形崇斗投手が16日、平塚球場で行われたファーム・リーグ、ヤクルト戦で“移籍後初先発”。5回63球を投げ2安打無失点、無四死球7奪三振と圧倒した。1軍の巨人戦(東京ドーム)後に映像を確認したという小杉陽太1軍チーフ投手戦術・育成コーチは「もう楽しみでしかないですね」と印象を語った。

 直球の最速は157キロと剛球がうなった。初回3者連続三振の立ち上がりを見せると、3回にも3者連続空振り三振を奪った。4回1死一、二塁となっても動じず、ピンチを脱出。この日は60〜70球が予定されていたが、テンポよく5回を投げ切った。「あれだけ高い出力で5回までいった。予想していたといえばしていたんですけど、すごくいい投球内容だったと思います。ソフトバンクさんにいるときから奪三振能力が高いので、三振を取れるところはかなり魅力ですね」と小杉コーチもうなずいた。

 山本祐大捕手と、尾形と井上朋也内野手の2対1のトレードは大きな話題を呼んだ。正捕手を手放してまで獲得した27歳に期待が高いのは当然のことだが、小杉コーチは「ほかの投手に与える影響もかなりあるんじゃないかと思います」と投球面以外の“効果”を話す。

 ソフトバンク時代から、尾形はトレーニングを重視してきたという。それだけに「フィジカルの重要性というか、あれだけ平均球速が高いまま長いイニングを投げられる投手は少ないので。ベイスターズの選手もトレーニングはしていますけど、もっとやれることがあったり、上を目指せる。そういう意味でも、彼(尾形)を見て『こんなにやるんだ』とか刺激があれば、投球パフォーマンスや球速アップにも繋がると思います」。

 春先は先発調整をしていたものの、4月3日の1軍昇格後は救援として10試合に登板していた。小杉コーチが「そんなに長い時間はかからないと思うんですけど、とはいえ、中6日という感覚の中で長いイニングを投げていくものはつくったほうがいいと思うので」と説明したように、次回もファーム・リーグで登板する予定。1軍デビューはまだだが、胸踊る“初登板”となった。

(町田利衣 / Rie Machida)

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