坂本勇人は「スーパースター」 重ねた「300」の軌跡…立場が変わっても不変の日々

松本剛は日本ハムから巨人にFAで加入した
巨人の坂本勇人内野手が、13日の広島戦(福井)で延長12回に逆転サヨナラ3ランを放った。NPB史上48人目となる通算300号を劇弾で飾るなど、スター性あふれる37歳は、2025年オフにFA移籍で加入した松本剛外野手の目にどう映っているのだろうか――。
「勇人さんは、すごく僕に対して話しかけてくれますし、話しやすい環境を作ってもらっているので、よくバッティングの相談もさせてもらいます。すごく周りを見ている方だなと思いますね。いろんな相談をしていますけど、なんでも答えてくれますね」
32歳で巨人に加わった松本に対し、積極的にコミュニケーションを図り、チームになじめる雰囲気を作ってくれたという。「僕の中ではファイターズにいるときも、一緒のチームになっても、そういった印象は特に変わらないですかね」。
プレーヤーとしても一目も“二目”も置いている。「何て言うんですかね、僕はもう巨人に来る前から、スーパースターだなっていう目で見ていましたし、中に入って改めてそれを感じる瞬間っていうのは多々あります。この前の300号の時もそうですけど、ああいうところでホームランを打つって、本当にすごいなと思います」。
巨人の生え抜きとして通算2455安打を積み重ねてきた。「何ですかね。今まで一緒にやってきた選手たちの中で1番のスーパースターだなって感じますね、僕は」。日本ハム時代を含めても「群を抜いてスーパースターです。やっぱりすごいですよ」と力強く繰り返した。
坂本は最近は代打での出場が多く、松本も5月入り代走や守備固めでの起用が増えている。「勇人さんは毎日、すごく準備もしているんです。今は、なかなか試合に出てないですけど、やっぱり後ろ(試合終盤)から行く集中力っていうのがすごいなと思います。打っても打たなくても日々変わらないというか、そういう部分もすごさなのかなと思います」。
5月13日に坂本が300号となるサヨナラ弾を放った瞬間、ベンチから選手だけでなく、コーチ陣も飛び出した。坂本の節目の一発を全員が歓喜した。出場機会が減っているなかでも、黙々と努力を続け、準備を怠らない姿を皆が見ているからこそ、喜びが爆発した。松本は巨人入団で半年ほどが過ぎたが、坂本のスーパースターたるゆえんを実感していた。
(湯浅大 / Dai Yuasa)