山本祐大はチームに変化をもたらすか? ドラ9で入団も…信頼を積み重ねた“努力の男”

2023年には東克樹と「最優秀バッテリー賞」を受賞
ソフトバンクとDeNAは12日、山本祐大捕手と尾形崇斗投手・井上朋也内野手の1対2の交換トレードを発表した。DeNAの正捕手のシーズン途中での移籍は、多くのプロ野球ファンが驚きをもって受け止めたことだろう。ここでは、ホークス期待の新戦力である山本祐のプロ入りからこれまでの成績を振り返る。
今季でプロ9年目を迎える27歳の山本祐は、2017年ドラフト9位で横浜DeNAに入団。1年目の2018年5月25日ヤクルト戦でNPB初出場を果たすと、同年8月19日にはプロ1号を放つ活躍を見せた。2年目は5月6日の巨人戦で初スタメンするなど13試合の出場。8月28日のヤクルト戦では延長12回に自身初のサヨナラ打を放ち、4時間58分にわたる戦いに決着をつけた。
飛躍のシーズンとなったのは、エース・東克樹投手の相棒を務めた2023年だった。東と山本祐のバッテリーは6月から9月にかけて12連勝の活躍を見せるなど「2023プロ野球最優秀バッテリー賞」を受賞した。打っても打率.277、3本塁打、守備では盗塁阻止率.455を記録して、一気に正捕手の座を掴んだ。
2024年は初めて開幕戦でスタメンマスクを被り、オールスターゲームにも初出場。9月に骨折で無念の離脱となり、クライマックスシリーズと日本シリーズへの出場は叶わなかったが、キャリア最多の108試合に出場した。打率.291、5本塁打、37打点とバットでも存在感を見せ、ベストナインを初受賞。守備率.997、盗塁阻止率.352とディフェンス面でも健闘し、三井ゴールデン・グラブ賞を初めて受賞した。
2025年も104試合、打率.262、3本塁打と安定した成績を残し、今季も3年連続で東投手とのバッテリーで開幕戦で開幕スタメンを果たしていた。打順は主に5番や6番で起用され、打率.227、1本塁打の成績を残した。
移籍先のソフトバンクは、昨年の日本一に貢献した海野隆司捕手がここまでチームを支えている。経験を積んできた捕手同士、ハイレベルなレギュラー争いがリーグ3連覇を目指すチームの強化につながるはずだ。
トレード発表があった翌13日には移籍後初スタメン出場し新天地デビューを果たした、16日の楽天戦では移籍後初安打を含む4打数2安打の活躍。5月26日からは交流戦が開幕し、慣れ親しんだ横浜スタジアムで古巣との対戦も控える。ドラフト9位から大成した山本祐がソフトバンクにどのような影響をもたらすか、今後のプレーに注目だ。
※文中の成績はNPB BISを参照
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)