イチローも認める天才、第2の人生 日本で寿司の“資格”…海外を転々、ヨガ講師にも

引退後は世界中を旅してヨガインストラクターの資格も取得
レッズで長年活躍したジョーイ・ボット氏が、引退後に異色の生活を送っているようだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組に出演し、日本で寿司職人のライセンスを取得したことや世界中を旅している現状を明かした。
同メディアは23日(日本時間24日)、「ジョーイ・ボットの引退後の人生:寿司職人、ヨガ講師、世界旅行者」との見出しで、ジェイソン・スターク氏との番組の様子をまとめた記事を寄稿した。2024年にユニホームを脱いだ元MVPの引退後の足跡は多岐にわたる。
世界各国を旅行し、日本には3か月間滞在したという。いわく「そこには寿司のプログラムがあったんだ。東京すしアカデミーに通って、ライセンスを取得したよ」と語った。自らを「公認の寿司職人のようなものになったわけなんだ」と表現するなど、本格的に学んだ様子を嬉しそうに振り返っている。
探求心は日本にとどまらない。スペインのカディスではヨガインストラクターの認定を受けたという。さらにアイルランドの海岸でサーフィンを楽しみ、ドバイではクリケットの試合を観戦した。エジプトの名所を見て回り、スリランカではトゥクトゥクに乗るなど、引退後の時間を自由に使って世界各地を飛び回っている。
現役時代は通算2135安打、356本塁打を放ち、出塁率リーグ1位も7回。2010年にはMVPにも輝いた天才打者。イチロー氏とも親交が深く、同氏がマーリンズ時代の2016年にはドーナツと51枚のピザの贈り合いという「ジャンクフード合戦」を繰り広げたお茶目な一面も持っている。
番組の共同司会者を務めるスターク氏は、今回のエピソードに驚愕。「ジョーイ・ボットがしてきたことと比べれば、私たちはみな地球上で最も退屈な人間と見なされてもおかしくないだろう」と記事に綴った。メジャーリーグの厳しい重圧から解放され、一般の人々と同じような経験をすることを楽しんでいるようだ。
引退後の心境についてボットは「ただ探検することを本当に楽しんだよ。同時に、自分自身をできるだけ“小さく”しようと努めたんだ」と語る。「世界に身を置き、(自分がかつて有名な野球選手だったことなんて)ほとんど誰も気にしていないと気付くことが、自分の心の健康にとてもプラスになったと思う」と実感を込めた。名選手の肩書きを下ろし、充実した日々を送っている。
(Full-Count編集部)