西田陸浮の一投は相手を「騙した」 本職でなくても…放送局が称賛した能力

地元放送局は興奮「MLBへようこそ!」解説者も「上手に騙した」と絶賛
【MLB】Wソックス 3ー1 ツインズ(日本時間26日・シカゴ)
ホワイトソックスの西田陸浮外野手は25日(日本時間26日)、本拠地・ツインズ戦に「9番・右翼」でメジャーデビューした。2回の守備ではホームへの好返球で二塁走者をアウトに仕留め、初の補殺を記録。地元放送局「シカゴ・スポーツ・ネットワーク」と敵地の放送局「ツインズ.TV」も大盛り上がりだった。
見せ場は2回2死一、二塁のピンチで訪れた。右翼・西田はジャクソンの右前打に素早くチャージ。本塁へ矢のような送球を送り、勝ち越し生還を狙った二塁走者・アルシアを仕留めてみせた。これにはチームメートの村上宗隆も西田を指さして興奮を露わにした。
このビッグプレーに、地元放送局の実況を務めるジョン・シュリフェン氏は「ライト前ヒットだ! ニシダが自身の肩を披露する! 仕留めた! リクウ・ニシダ、MLBへようこそ!」と大興奮。CM明けのリプレー中にも、解説のスティーブ・ストーン氏が西田の卓越した守備センスをこう分析した。
「とても上手に(走者を)騙しましたね。強肩の持ち主です。(捕手の)ロモもキャッチャーミットでショートバウンドをキャッチしたので少し難しいプレーでした。(西田も)いい送球をしました」
さらにストーン氏は、西田のユーティリティ性についても言及。「マイナーでの成績は非常によかったです。しかも守備力が非常に高いので、どこでも守ることができます。本職は二塁手ですが、彼は外野の3ポジションすべて守ることができると本人は言っていました」と、その高い守備能力に太鼓判を押した。
敵地解説者「試してみた結果、彼は合格しましたね」
西田の衝撃的なメジャー初補殺には、敵地ツインズの放送局「ツインズ.TV」の解説陣も脱帽するしかなかった。
ジャクソンの安打で二塁走者のアルシアが三塁を回った瞬間、実況のコーリー・プローバス氏は「ニシダが本塁へ矢のように正確な送球! そして……アルシアがもたついている! タッチアウトだ!」と絶叫。プローバス氏は「リクウ・ニシダは二塁手ですが『外野を守らないといけないなら、右翼手がいいです。なぜかって? 二塁に近いので』そんな感じなんでしょう! ルーキーがいい送球をしました」と、西田のキャラクターを交えて称えた。
また、ツインズの解説を務めるトレバー・プルーフ氏は、ツインズ側の視点からこの走塁死の場面を振り返った。次打者に強打者のバクストンが控えていたこともあり、ボレゴ三塁コーチの判断は決して無理なものではなかったとした上で、こう語った。
「補殺を記録できる初チャンスでした。一直線にいい送球をしました。(右翼手は)昇格したばかりの新人だったので試してみたかったのでしょう。試してみた結果、彼は合格しましたね」
本職の二塁ではなく、慣れない右翼でのメジャーデビューとなった西田。しかし、敵地放送局をもうならせた「矢のような送球」と高い野球IQは、初戦にしてメジャーの舞台で見事に証明される形となった。
(Full-Count編集部)