DeNAのヒーローが「あっちのほうが大変」 1号代打逆転3ランより称えた“仕事”

お立ち台に上がったDeNA・京田陽太【写真:町田利衣】
お立ち台に上がったDeNA・京田陽太【写真:町田利衣】

7回1死一、二塁から代打で登場した京田が今季1号となる逆転3ラン

■DeNA 3ー1 オリックス(28日・横浜)

 DeNAの京田陽太内野手が28日、横浜スタジアムで行われたオリックス戦で今季1号となる代打逆転3ランを放って試合を決めた。連敗を2で止め、交流戦初勝利。正真正銘のヒーローとなった京田だが、「僕の打撃がフォーカスされますけど……」とチームメートを称えた。

 先発の東は2回に暴投で1点を失ったが、粘りの投球だった。7回87球を投げ終え、6安打1失点。その裏、先頭の石上が代わったばかりの吉田から左中間二塁打を放った。松尾は空振り三振も、東の代打・宮崎が四球で繋ぐ。そして京田が三森の代打として打席に入った。

 2球で追い込まれるも、冷静に3球見極めフルカウントに。6球目の内角低めに巧みにバットを合わせると、打球は大歓声とともに右翼席へと吸い込まれた。今季1号に「打った自分が一番ビックリしています。先に宮崎さんが行ったので『頼む、打ってくれ』と思いながら。みんながいい形で繋いでくれたので、食らいついた結果です」と笑った。

 それでも試合後の発言に“らしさ”が表れた。京田はまず「僕の打撃がフォーカスされますけど、最後のゲッツーとか、その前のゲッツー、やはり守備からリズムをつくれていますし、バッテリーとして最少失点に抑えられたのが勝因かなと思います」と分析した。

 0-1の6回1死一、二塁から紅林の中前に抜けそうな当たりに、三森が逆シングルで掴んですかさず石上へトス。一塁へ転送して併殺を完成させ、追加点を与えなかった。3-1の9回には無死一、二塁から山中を遊ゴロ併殺打。反撃の芽を断った。

 スタメンでも代打でも守備からでも与えられた役割に徹するが、「途中から行くほうが難しい」と明かす。だからこそ、「最後なんてね、やっぱり柴田さんとか、神里さんとか、すごい緊迫したところで守っていますので、あっちの方が大変だと思います」とも話す。9回から三塁の守備についた柴田、中堅に入った神里、“守備固め”の大変さをあえて口にした。

 この日も勝利したとは言え、得点は京田の3ランのみ。いまだ借金3と苦しい戦いは続く。それでも「僕に限らず選手は一生懸命やっていますので、また明日から勝てるように頑張っていきたい」と話したように、それぞれの“仕事”を全うした先に勝利が待っている。

【実際の映像】「なんであの打ち方で…」 DeNA救った“神業3ラン”…京田が「天才すぎる」

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