鈴木誠也「信頼を失っていた」 8号&好守炸裂も…抱えていた危機感「1つのミスで」

カブス・鈴木誠也【写真:ロイター】
カブス・鈴木誠也【写真:ロイター】

アスレチックス戦で23試合ぶり8号、攻守で存在感

【MLB】アスレチックス 5ー4 カブス(日本時間4日・シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手が3日(日本時間4日)、本拠地シカゴで行われたアスレチックス戦に「4番・右翼」で先発出場し、23試合ぶりとなる今季8号ソロを放った。4打数1安打1打点、1三振で、チームは延長10回の末に4-5で敗れ、3連敗を喫した。

 久しぶりの一発は、打った瞬間に分かる当たりだった。2点を追う2回に左腕スプリングスに対し、カウント1ストライク3ボールから高めの91.6マイル(約147.4キロ)を強振し、左中間スタンドに突き刺した。

「積極的にしっかりスイングすることと、できる限り自分のプラン通りに打席を進めたいと思っていた。自分のスイングができるカウントに持っていけたというのが一番良かった。しっかりと一発で仕留められたのが良かった」

 5月8日のレンジャーズ戦以来となる一発に、ベースを周回すると笑顔が溢れた。1か月近く本塁打が出ていなかったが、「今日こうして出たので一つのいいきっかけにして明日からまたいい打撃ができれば」と復調の兆しが見えたことを喜んだ。

 その前の2回の右翼守備では好守で投手を助けていた。左打者が放った右前への浅い飛球を地面すれすれでスライディングキャッチ。得点圏に走者がいた場面で失点を防ぐ美技に本拠地が大きく沸いた。

 左打者が豪快に振り抜いたものの、詰まった打球が飛び、一瞬の判断が難しいプレーだった。鈴木は試合後、「一歩遅れた」ことを認めたが、「(後ろに)下がらなかったからギリギリ間に合った」と振り返った。一瞬の好判断が生んだ好プレーだった。

 今季は守備でも昨季から改善されているというデータもあり、「やっぱりこれまでの守備で信頼を失っていたのもあるし、チームのみんなからも信頼してもらいたい気持ちもある。1つのミスでどれだけの信用を失うかはわかってるので、打てなくてもグラウンドに入る前に切り替えてやれている」。この日は好守から流れをつくり、豪快アーチにつながった。

 4番打者が攻守で存在感を示したが、チームは延長の末に競り負けて3連敗。1か月近くカードを勝ち越せていない苦しい状況が続いていることについて、鈴木は「負けてうれしい選手はいないし、明日また新しい一日が始まるので勝てればいい」。チームを鼓舞するように言った。

(Full-Count編集部)

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