大谷翔平を規定に到達させなかったド軍監督 防御率0.74も“本音”「修正できれば8回も」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

ロバーツ監督が二刀流・大谷を語る、さらなる進化への課題にも言及

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平投手へ最大級の賛辞を送った。通算2135安打を誇るジョーイ・ボット氏が「野球史上最も偉大な個人シーズンかもしれない」と評したことに同調し、「我々が見たことのないもの。今後も決して見ることはないだろう」と断言した。

 ロバーツ監督は地元ラジオ局「AM570 LA Sports」の番組に出演。司会のデビッド・ヴァセイ氏から、ボット氏の発言について見解を求められると、「ここの人たちは日々見ているので、その価値を理解していると思う」と切り出した。

 その一方で、「彼のOPSが1.200でなければいけないとか、本塁打を50本打っていないことばかりに注目しすぎている」と指摘。「彼が投手としてやっていることの価値を十分に理解していない」と持論を展開した。

 大谷は今季、打者としてリーグ屈指の成績を残しながら、投手としても先発ローテーションの一角を担っている。ロバーツ監督は「準備や期待、フィジカル面、メンタル面、感情面など、彼が背負っているものを考えれば驚異的だ」と称賛した。

 さらに「このレベルで投打の両方をこなすことは、我々が見たことのないもの。今後も決して見ることはないだろう」と強調。歴代の名選手たちを見てきた指揮官が語った言葉には、大谷への深い敬意がにじんでいた。

 一方で、投手としてさらなる進化への課題にも言及した。ここまで6勝2敗、防御率0.74。リーグ屈指の好成績を残しているが、「ピッチングだけを切り離して言うならば、ピンポイントの制球力」と切り出した。

 大谷が目指すサイ・ヤング賞獲得へは、規定投球回到達が重要なポイントとなる。ロバーツ監督は、ここ3登板でいずれも規定投球回まであと1イニングのところで降板を決断している。「ここ数試合の投球効率は彼の基準からすれば素晴らしくはなかった。そこ(制球力)を修正できれば6回、7回、8回と投げられる」と期待を寄せた。

 歴史的な活躍を続けながらも、なお伸びしろを残している――。ロバーツ監督の言葉は、大谷の凄みを改めて浮き彫りにしていた。

(Full-Count編集部)

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