鈴木誠也、今夏にトレードの可能性 秘める「特別な価値」…実は本人にも“メリット”

敏腕記者ローゼンタール氏が解説
カブスの鈴木誠也外野手に、今夏のトレードによる移籍の可能性が浮上している。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」の公式X(旧ツイッター)が11日(日本時間12日)に動画を公開。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、深刻なチームの低迷に触れつつ、鈴木が現在のメジャーリーグにおいて非常に価値のある存在であると主張し、トレードの対象になり得ると指摘した。
同氏は動画内で「チームは崩壊しつつあるんです。なので、彼らはあえて刺激を与えようとするチームでしょう」と説明した。カブスは序盤戦は27勝12敗と好調で平均得点もメジャートップだったが、その後は7勝22敗と大きく負け越して勝率5割まで後退。「数字に表れていますが、こんなに失速したのには驚かされます。好調だった頃と比べると、現在は1試合当たり平均で2.5点も少ないんです」と語り、厳しい現状を説明した。
低迷するチーム状況の中で注目を集めるのが、2022年に5年総額8500万ドル(約136億3000万円)で契約した鈴木だ。「セイヤ・スズキは右打者であるため、現在の野球において特別な価値を持っています。なぜなら、基本的に質の高い右打者を見つけることができないから」と強調。右打者の平均OPSが1992年以来最低の.696であるデータを挙げ、他球団が右打者を強く欲しがっている、とその価値を語った。
さらに「いずれ難しい決断を下さなければならなくなるだろうと私は思います。スズキもその対象の一人になり得ます」と、具体的なトレードの可能性に言及した。今季終了後にフリーエージェントの権利を得る予定であり、需要の高い右打者である鈴木を放出することで、カブスがチームの立て直しに向けた何らかの刺激策を図るのではないかと見ているようだ。
トレードに向けた障壁についても見解を示した。「現在、彼はノートレード条項を持っていますが、同時に、FAを迎える年の選手は一般的にノートレード条項の放棄に前向きです」と説明した。移籍によって来オフのクオリファイング・オファーの対象から外れるため、「そこが魅力的かもしれません」と鈴木側のメリットも指摘。夏のトレード市場に向け、今後の動向から目が離せない。
(Full-Count編集部)