HRダービーが「制限時間制」を廃止へ 疲弊招く過酷ルールの見直し…米報道、Netflix中継も影響

  • MLB
  • 2026.06.18
昨年のホームランダービーで優勝したマリナーズのカル・ローリー【写真:ロイター】
昨年のホームランダービーで優勝したマリナーズのカル・ローリー【写真:ロイター】

第1ラウンドは20スイング、以降は15スイングに

 メジャーリーグのオールスターゲーム前夜祭として行われるホームランダービーで、従来の制限時間制が廃止されることが明らかになった。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者が17日(日本時間18日)に報じた。

 同記者によると、2014年から導入された「制限時間制」が廃止されることになるという。第1ラウンドは20スイング、残る2ラウンドは15スイングが与えられ、本塁打にならないスイングが「アウト」となる。さらに各ラウンドの最後のスイングで本塁打を放った場合、アウトになるまでスイングを継続できるという。

 計8選手が第1ラウンドを戦い、上位4選手が第2ラウンドに進出。第1ラウンドのトップ通過者が4位と対戦し、2位と3位が激突。同ラウンドからは1対1形式のトーナメントとなる。

 大幅なフォーマット変更には明確な理由がある。これまでの制限時間制では、選手が時間内にスイングを重ねて過度に疲弊してしまうため、選手側もルールの見直しを望んでいた。2021年にHRダービーに参加した大谷翔平投手(当時エンゼルス)が膝に手を当てながら息を切らしたシーンは記憶に新しい。時間制によりエンターテインメントとしては盛り上がりを見せたものの、あまりに過酷なルールとあって参加を見送る選手も少なくなかった。

 同メディアは、ルール変更の大きな動機となったのは、新たな運営元を迎えた「視聴体験」であると指摘している。今年から中継の舞台となるネットフリックスが、イベントの改善策についてリーグや選手たちからフィードバックを求めていたと伝えた。真夏の祭典がさらなるエンターテインメント性を帯びることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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