大谷翔平が活用…メジャーの「育児休暇」とは? 家族重視の文化、第2子誕生か

2011年にMLBが導入したPaternity List
【MLB】ドジャース ー オリオールズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのオリオールズ戦のスタメンから外れた。球団は「育児休暇(paternity leave)」」のためと発表。昨年4月は「父親リスト(paternity list)」入りしたことが話題を集めたが、メジャー独自の“産休制度”とはどんな仕組みだろうか。
そもそも、米国の連邦法では、有給での産休は認められておらず、州によって独自の取り決めがなされている。そのため、メジャーリーグは労使協定を経て2011年から「父親リスト」が導入されることになった。
登録された選手は最大3日間の父親休暇が与えられ、一時的ではあるものの離脱することができる。その間に40人ロースターから選手の入れ替えが可能となる。大谷は昨年4月、第一子となる長女誕生のためリストに入ったが、球団発表では現時点で父親リストに入らず、週末には戦線に復帰するようだ。
米国では家族もチームの一員とする文化が浸透している。昨年3月に東京ドームで行われた日本開幕シリーズでは、ドジャースとカブスは選手のみならず、夫人や家族らとともに来日したことは記憶に新しい。ポストシーズンなどでも、ドジャースの夫人会は熱心に応援している。
数試合とはいえ、チームを離れることに“不安”を持つ声もあるだろうが、上記の通りメジャーではむしろ積極的に活用すべきとの風潮がある。ドジャースに限っても、2023年にはムーキー・ベッツ内野手、ウィル・スミス捕手、マックス・マンシー内野手、ブルスダー・グラテロル投手らが父親リストを活用した。
家族という観点でいえば、今年だけでもデーブ・ロバーツ監督とディノ・イーベル三塁コーチが子どもの卒業式に出席するためチームを離れたことがあった。もちろん批判する声は聞かれなかった。
大谷は今年2月、米テレビ番組「Access Hollywood」に出演した際に家族の存在について言及した。「デコもそうですし、奥さんもそうですし、子どももそうですけど。本当に家族ができてからは本当に家に帰るのも楽しくなるし、また出る時はちょっと寂しい気持ちになるものもありますけど。本当に全く別のものとして、2つの世界を行き来してるような感覚で毎日生活できてるのはすごく新鮮ですし、自分にとって(家族は)すごく大きいんだなっていうのは、気づくんじゃないかなと思います」と話していた。
米メディアの中では「第2子誕生」のための離脱との指摘もある中、大谷が大事にする家族のための“離脱”は、改めて好意的に受け取られそうだ。
(Full-Count編集部)