大谷翔平のMLB最速タイ164キロを後逸 地元局に流れる沈黙の12秒…解説が苦言「同じ光景が」

12秒間の沈黙が物語る緊迫感…満塁の危機で痛恨のパスボール
【MLB】ツインズ ー ドジャース(日本時間25日・ミネソタ)
ドジャースの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのツインズ戦に「1番・投手」で投打同時出場。2回の投球でメジャー最速タイとなる101.7マイル(約163.7キロ)を計測したものの、捕手のダルトン・ラッシングが後逸。痛恨のバッテリーミスから失点を喫し、マウンド上の大谷も憮然とした表情を浮かべた。
1点リードで迎えた2回裏、大谷は1死満塁のピンチを背負う。9番・クライドラーへの初球だった。大谷の右腕から放たれたフォーシームは今季最速となる101.7マイル(約163.7キロ)をマーク。しかし、これを捕手のラッシングが捕球できず、ボールは無情にもバックネット方向へと転がっていった。
サイン違いだったのか、それとも球威に差し込まれたのか――。三塁走者のカラティニが悠々とホームを駆け抜ける間、マウンドの大谷、そしてラッシングはともに厳しい表情で立ち尽くした。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席も、この衝撃的なシーンに一時騒然となった。実況を務めるジョー・デービス氏が「ボールがダグアウト方向へ! カレティーニがホームインです!」と絶叫した後、生中継の音声は約12秒間も沈黙。スタジアムの不穏な空気をそのまま伝える形となった。
沈黙の後、解説のエリック・キャロス氏は、これが“初犯”ではないことを指摘した。
「この試合の立ち上がりにも同じ光景がありました。球種は(今と)まったく同じでしたし、ラッシュ(ラッシング)もまったく同じ反応をしていました。ボールも同じように転々としました。なので、これは今晩初めての出来事ではありません」
正捕手ウィル・スミスが首の違和感で戦線離脱中。バッテリー間の急造クオリティに苦言を呈した。大谷はこの回、ミスも絡んで計3失点。異次元の剛速球を披露しながらも、歯車が噛み合わないもどかしい展開となっている。
(Full-Count編集部)