首位の勢いを象徴する“好循環” 打線不調はもはや過去…負の流れを断ち切る総力体制

サヨナラ弾を放ちチームメートと喜ぶ西武のアレクサンダー・カナリオ【写真:黒澤崇】
サヨナラ弾を放ちチームメートと喜ぶ西武のアレクサンダー・カナリオ【写真:黒澤崇】

西武はカナリオがサヨナラ弾「人生で初めて」

■西武 4ー3 日本ハム(26日・ベルーナドーム)

 やはり今季の獅子はひと味もふた味も違う。セ・パ交流戦で初優勝し、パ・リーグ首位を走っている西武は26日、本拠地ベルーナドームで行われた日本ハム戦で今季4度目のサヨナラ勝ち。3-3の同点で迎えた9回、来日1年目のアレクサンダー・カナリオ外野手が7号ソロを放ち、連敗を「3」で止め、試合が雨天中止だった2位ソフトバンクとのゲーム差を「2」に広げた。

 試合中盤までは劣勢。しかし1-3とリードされて迎えた7回、2死走者なしから連打と四球で満塁のチャンスをつくり、4番タイラー・ネビン内野手が左前へ起死回生の同点2点適時打を放った。西口文也監督は「ネビンがよく返してくれました。頼りになります」と満面の笑み。コンディション不良で23日の楽天戦まで8試合連続欠場していた助っ人が、復帰2戦目にして“主軸の仕事”を果たした。

 そして9回、先頭のカナリオがライナーで左翼席に「私の人生にとって初めて」のサヨナラ弾を突き刺した。この日は来日後最多の1試合4安打の固め打ち。4月末時点では打率.224と低迷していたが、最近8試合連続安打で、今季打率も.266まで上げてきた。チームも、楽天に今季初の同一カード3連敗を喫した嫌なムードを払拭した。

 西武は、チーム打率が一昨年はパ・リーグ歴代ワーストの.212、昨年もリーグワーストの.232だったが、今季はリーグ2位の.252をマークしている。入れ替わり立ち替わり、好調の選手が現れるのが強みだ。最近は開幕から3割台の打率でチームを牽引していた桑原将志外野手が、左ふくらはぎの肉離れを経て5月26日に復帰後、97打数20安打(打率.206)の不振に陥っている。この日は7回2死一、二塁の勝ち越し機に、代打(平沢大河内野手)を送られベンチに退いた。

 西口監督は「(桑原は)今はちょっと緩やかに下り坂に入っているけれど、早く調子を上げてもらいたいですね」と思いやった。その桑原も試合終了後、ユニホーム姿のままバットを手に室内練習場へ向かう姿があった。1人が不振に陥っても、他の誰かがカバーする。この循環が保たれている限り、首位争いから離れることはない。

【実際の映像】西武助っ人の人生初、弾丸ライナーのサヨナラHR…同僚は総出でお迎え

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