ド軍386億円男が復活宣言「アウトでも納得いく内容」 称えた朗希の姿「粘ってくれた」

パドレス戦で4安打の活躍を見せたドジャースのカイル・タッカー【写真:荒川祐史】
パドレス戦で4安打の活躍を見せたドジャースのカイル・タッカー【写真:荒川祐史】

4打数4安打1打点で打率.249

【MLB】ドジャース 12ー7 パドレス(日本時間3日・ロサンゼルス)

 ドジャースのカイル・タッカー外野手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われたパドレス戦に「6番・右翼」で先発出場し、移籍後最多となる1試合4安打をマークした。4打数4安打1打点1四球の大暴れで、打率.249まで上昇。試合後は「ここ4試合はかなり手応えが良い」と復調への確かな感触を口にした。

 タッカーのバットが打ち出の小槌と化した。6点を追う2回先頭で右前打を放つと、3回1死二塁では右前適時打。さらに4回に右前打、6回には左翼への二塁打を放ち、移籍後初の4安打を記録した。打線を勢いづけ、最大6点差をひっくり返す逆転勝利の立役者となった。

 5月末時点では打率.211と苦しんでいたが、ここ7試合では24打数10安打の打率.417、1本塁打、5打点。さらに7四球を選ぶなど、本来の持ち味でもある高い出塁能力も戻ってきている。

 前日1日(同2日)の敵地・アスレチックス戦では4四球、この日は4安打1四球と圧倒的な内容。「これこそ本来の姿では」と問われると、「ここ4試合はかなり手応えが良いです。ボールが本当によく見えていますし、しっかり芯で捉えられています」と笑顔。「サクラメントでの試合も含めて、アウトになった打席でも納得のいく内容でした。スイングの感覚はかなり良くなっていますし、ボールの見極めも一段と良くなっています」と充実感をにじませた。

 好調の要因については「両方少しずつだと思います」とスイングとアプローチの改善を挙げた。「以前は早いカウントでファウルになることが多かったですが、最近はより正確に芯で捉えられるようになっています。ボール球はしっかり見送り、ストライクはインプレーにして強く打てています」と説明。「ボールがよく見えていることと、スイングを少し修正できたこと。それによって軌道やタイミングなど、すべてが噛み合うようになりました」と手応えを語った。

 2回終了時には6点差を追う苦しい展開だったが、チームは諦めなかった。「どんな展開でも『もう終わりだ』とは決して思っていません。ロウキが3回まで100球近く粘ってくれました。彼が踏ん張ってくれたことで、打線が奮起して毎イニング少しずつ点を返すことができました」と佐々木朗希の粘投にも言及。「打線をつなぎ、下位打線まで良い打席を続けることができました。日々このような戦いができれば、常に良い位置にいられるはずです」と逆転勝利を喜んだ。

 1月に4年総額2億4000万ドル(約386億4000万円)の契約でドジャース入りした。好調のきっかけについては、オフによるリフレッシュではなく調整の成果だと明かした。「サクラメントに入ってケージの中で打撃練習をして、いろいろと調整を行ってから感覚が良くなりました。それを試合に持ち込めて、その後も継続できています。とにかく、この状態を続けていくだけです」と力強く前を向いていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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