ド軍“2世捕手”がベネズエラ地震で家族を失う MLBデビュー日に…指揮官が哀悼「本当に辛い」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

アルフォンゾJr.の妹と義母がベネズエラで起きた大規模震災で死去

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は5日(日本時間6日)、本拠地のパドレス戦前に記者会見に臨み、ベネズエラを襲った大震災により家族を亡くしたエリエセル・アルフォンゾJr.捕手に深い哀悼の意を表した。指揮官は悲痛な面持ちで「何と言っていいのか本当に言葉が見つからない。胸が締め付けられる思いだ」と語り、途中で言葉を詰まらせた。

 大規模な震災に襲われたベネズエラで、アルフォンゾJr.の妹と義母が倒壊したホテルの瓦礫の下から遺体で発見されるという悲報が届いた。父親で元メジャーリーガーのエリエセル・アルフォンゾ氏も現地で救助活動に加わっていたという。

 26歳のアルフォンゾは昨年11月にドジャースとマイナー契約を結び、今季は傘下3Aで49試合に出場して打率.313、1本塁打、17打点、OPS.814の好成績。前日4日(同5日)にメジャー昇格し、この日「9番・捕手」でメジャーデビューする。

 若き捕手を襲ったあまりにも残酷な現実に、ロバーツ監督は沈痛な表情を浮かべた。「まだ今日、彼には直接会えていない」とした上で、「我々の思いは彼と、そして彼の家族と共にある。彼は今、ロッカールームの中で、彼なりにこの過酷な現実と向き合い、闘っているところだ」と、寄り添う姿勢を強調した。

 続けて指揮官は「言うまでもなく、あまりにも重い出来事だ。これ以上の言葉で正当化することなど到底できない」と語気を強め、「これ以上深くは語りたくない。私自身が感情を抑えきれなくなってしまう。本当に、本当に辛い状況だ」と、涙をこらえるようにして記者席を見つめ、会見場は一時深い静寂に包まれた。

(Full-Count編集部)

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