12人を束ねる“男性初”の重圧も「妥協しない」 ファンと選手を鼓舞するボーカルの覚悟

BsGravityで男性初のリーダーを務める「RYUTO」
オリックスの球団公式ダンス&ヴォーカルユニットは結成13年目を迎える。2024年から新たな“挑戦”をスタートさせ、男女混成ユニット「BsGravity(ビーズグラビティ)」として活躍中。メンバーは「BsGirls」9人と「BsGuys」3人の計12人でスタジアムに彩りを増やしている。第1回は3年目のVocalで初の男性リーダーを務める「RYUTO」に話を聞いた。
今季から初の男性リーダーに就任し、大きな重圧を背負いながら3年目のシーズンを戦っている。確固たる決意を胸に秘め、「今シーズンのテーマに通ずるものは、『楽をしない。妥協をしない』というテーマで生きています。どうしても人間、楽な道を選ぶのは簡単なことだと思うので」と力強く語る。限られた活動期間の中で、あえて険しい道を進む。真っ直ぐな視線には、リーダーとしての覚悟が滲んでいた。
広い京セラドームのグラウンドに立っても、その信念は揺るがない。「全力でやっている姿は、誰が見ても響くものがあると思う。遠目からだと抜いてやっているのか分からない人もいるかもしれませんが、全力でやっているものの方が感じるものは大きいはずなので」。
誰よりも熱く、全身全霊でパフォーマンスを届ける。その思いは着実に広がり、「最近流行っているんですけど、選手がヒットを打った時に塁の上でレベルアップのポーズをやってくれたりして。そういうところに影響が出ているのかなと思いますね」と、嬉しそうに目尻を下げる。
活動を重ねる中で、内面にも大きな変化が生まれた。当初は「歌やパフォーマンスが好き」という思いで飛び込んだ世界だったが、「ほぼ毎日歌ってダンスをして、音に触れる機会が増えたことで、音楽への愛が深まりました」と微笑む。
探究心は留まることを知らず、「より音楽に詳しくなるために、作曲を始めたんです」と明かす。ひたむきに音と向き合う日々。「ワンマンライブやファイナルライブの時などに、自分で作った曲を使って踊ったりラップをできたらいいなと思っています」と、胸に秘めた野望に目を輝かせる。
個人としての表現力、そして唯一無二のパワーをファンへ届けることに全力を注ぐ。「僕のパフォーマンスからしか得られないパワーを見てほしいですね」。そう語る言葉の端々に、アーティストとしての矜持が宿る。目指す場所はただ一つだ。「個人的な思いになってしまいますが、やっぱりBsGravityとしてチームが優勝するのは見届けたいですね」。自らのパフォーマンスでチームを押し上げ、歓喜の瞬間を分かち合う。己に妥協を許さず、RYUTOは今日も全力でステージを駆け回る。
(Full-Count編集部)