レッズ、石川ケニーを二刀流で育成へ スカウト明言…オリックス指名も「承知の上だ」

レッズでスカウトディレクターのカツースカ氏
「2026 MLBドラフト presented by Nippon Express」でレッズからドラフト13巡目(全体392位)で指名されたジョージア大の石川ケニー選手について、球団のスカウトディレクターを務めるジョー・カツースカ氏が今後の育成方針として「二刀流」の可能性を探る方針を示した。12日(日本時間13日)に報道陣のオンライン取材で明らかにした。
日本人の父と米国人の母を持つ石川は米ハワイ生まれ。小学生の時に日本へ移住し、明秀学園日立高時代には2022年夏の甲子園に出場した。亜大、シアトル大を経て今季から強豪ジョージア大に編入。今季は打者として54試合で打率.375、3本塁打、33打点、OPS.993の好成績を残した一方、投手としては10試合(先発6試合)で1勝1敗、防御率14.44の成績。
投手としては苦しんだシーズンに映るものの、カツースカ氏は「今年はシーズン序盤に死球を受けて足を骨折し、マウンドでは本領を発揮しきれなかった」と怪我の影響を指摘。「昨秋の段階では投手として本当に素晴らしいパフォーマンスだった。全米屈指のハイレベルなサウスイースタン・カンファレンス(SEC)で、野手としてポジションを守りながら、同時に投手としても投げられる身体能力の高さは素晴らしいし、将来性がある」と、その潜在能力を高く評価した。
注目の起用方針について、同氏は「基本的には二刀流の方向で考えている」と明言。「左投手としてのマウンドでの将来性をより高く評価しているが、まずは二刀流のチャンスを最初から与えるつもりだ」と語り、投打両面での可能性を探りながら育成していく方針だ。
石川は昨年10月のNPBドラフトでオリックスから6位指名を受けており、日米争奪戦の様相となっている。カツースカ氏は「日本の球団から指名され、オファーを受けていることは承知の上での指名。確かに契約が難航するリスクはあるが、ケニーがレッズの一員になってくれることを心から願っている」とラブコール。大学残留の選択肢も含め、日米の交渉期限までに石川がどのような決断を下すのか、今後の動向に注目が集まる。
(Full-Count編集部)