大谷翔平の「新しい賞を新設して」 米名物記者の“悲鳴”…もはや存在しないMVPレース

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

「またオオタニをMVPに選ばなきゃダメかな?」

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の著名記者ジェイソン・スターク氏が、前半戦アワードを選出した。ナ・リーグのMVPにはドジャース・大谷翔平投手をチョイス。独自の視点で新たな賞の創設を提案するなど、もはや敵なしの状況に他選手への同情すら寄せている。

 今季も大谷は投打の両面で異次元の数字を叩き出している。打者としては11日(日本時間12日)時点で、リーグ6位の21本塁打、同3位の出塁率.403、同3位のOPS.943をマーク。また、投手としても14試合に先発して8勝2敗、防御率1.79、95奪三振を記録している。勝利貢献度WARは両リーグ1位だ。

 スターク記者によると、ドジャースの先発投手で少なくとも150イニングを投げてERA+(防御率の傑出度)232を記録した者は、長い球団の歴史上でも誰も存在しないという。クレイトン・カーショーでも自己ベストは197で、伝説左腕のサンディー・コーファックス(190)をも凌駕する驚異的な投球内容だという。球宴明けに大谷が、前半戦と同等の投球を続けられれば、その「232」に到達することになるとしている。

 この無敵の活躍に対し、スターク記者は「野球界はそろそろ、この男のために新しい賞を新設してくれないだろうか? 名誉ある「M-V-Ohtani(最優秀大谷)賞」とでも呼ぼう」と提案。「その後に、謎の惑星オータヌスから来たわけではない最も価値のある人間(Most Valuable Human)賞、の投票結果を発表すればいい」と冗談交じりに言及した。

 さらに同記者は「私はこのスポーツにおけるすべての“普通の生き物たち”に同情し始めている」と吐露。「かつてMVP賞というのは本当にクールな栄誉だった。しかし、信じられないオオタニという存在が地球上をうろつき回る限り、同じリーグの他の誰がそれを受賞できるというのだろうか?」と嘆くように語り、ライバル選手たちが置かれた不公平な状況に思いを巡らせている。

 スターク記者は、友人のひとりに「またオオタニをMVPに選ばなきゃダメかな?」と問いかけたという。すると、「君には法的な義務がある」と返事が来たことを明かし、「私は努力した。私にできるあらゆる方法で、この慢性的な“大谷MVP倦怠期”を治療しようと試みたのだ。しかし、ダメだった」と本音を漏らす。そして「オオタニはただただ、避けることが不可能な存在なのだ」と断言した。

 大谷は過去に2021、2023、2024~2025年にリーグMVPを受賞している。通算5回となれば単独2位となり、最多7回のバリー・ボンズにまた肉薄する。今季は左膝の違和感や右手中指のマメなど万全とは言えない状況だが、健康を維持する限りはMVPの座は揺るがないだろう。

(Full-Count編集部)

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