西武22歳がリーグ2位浮上も「終わってみての結果」 指揮官が称えた“役割”「非常に大きい」

滝澤が3安打1打点の活躍で勝利に貢献、打率は3割台に到達
■西武 7ー3 ロッテ(15日・ベルーナドーム)
パ・リーグ2位の西武は15日、本拠地ベルーナドームで行われたロッテ戦に7-3で勝利し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に縮めた。「2番・遊撃」で出場した滝澤夏央内野手は4打数3安打で、打率を3割に乗せ(.302)、首位打者争いで2位に浮上した。
「2番としていろいろな役割をしっかり果たしてくれている上に、こうやって成績も残している。非常にチームにとって大きいですね」。西口文也監督もNPB屈指の小兵(広島・勝田成内野手の163センチに次いで2番目に低い164センチ)である滝澤を称えた。
50メートル走・5秒8の俊足が、ヒットを生み出す。まずは初回無死一塁、三塁手の前に転がした送りバントが内野安打になった。1-1の同点で迎えた3回には、1死から中前打で出塁し、次打者・平沢大河内野手の右越え二塁打で一気にホームイン。ヘッドスライディングで同点のホームをもぎ取った。
5回の第3打席、先頭打者として三遊間への内野安打で出塁し、今季10個目の盗塁を成功させた。2-3と逆転されて迎えた7回には、無死一、二塁での送りバントが相手三塁手の悪送球を誘い、満塁にチャンスを広げた。タイラー・ネビン内野手の同点右犠飛の後、石井一成内野手が右前打を放つと、滝澤は二塁から再びヘッドスライディングで勝ち越しのホームに滑り込んだ。
三塁コーチを務める黒田哲史内野守備走塁コーチが「石井の勝ち越し打の場面は、右翼手が前進守備を敷いていて、ちょっと厳しいかなと思いましたが、滝澤のスタートがよかったし、リードもしっかり取れていました」と絶賛した走塁だった。
年々3割打者の希少価値が高まるなか、昨季打率が.234で、規定打席に5打席足りなかった滝澤が3割に到達。格段の成長を遂げている。本人は「いい感じでバットを振れているので、率というより、この調子をキープしたい気持ちが強いです。まだたくさん試合が残っていますし、(打率は)終わってみての結果だと思うので、うれしいのはうれしいですけど、あまり気にせずやっていきたいと思います」と照れくさそうに笑った。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)