元巨人・東野峻さんがアフリカで蒔いた種 陸上王国で目の当たりにした底知れぬ身体能力

J-ABS主催のチャリティトークイベント「アフリカに届け!野球のチカラ」に出席
一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)主催のチャリティトークイベント「アフリカに届け! 野球のチカラ」が7月14日に都内で開催された。ゲストは元巨人で開幕投手も務めた巨人野球振興部の東野峻氏。ガーナに学校建設を進めるアーティスト・矢野デイビッド氏の進行のもと、アフリカ野球歴30年でナイジェリア代表監督を務めるJ-ABSの友成晋也代表と語り合った。
東野氏は今年2月、アフリカ南部のマラウイ・ボツワナを訪問し、ジャイアンツアカデミー方式の野球教室を開催。野球がほぼ存在しない国だけに、指導は原点からだった。「野球もソフトボールも全く知らない国なので、本当に幼児コースと同じレベルで、まず『投げる』ということを教えました」。ボールを外側に向けて手の甲でトントン、そして「くるっ」と回して投げるというアカデミーで幼児に教えるメソッドを、そのままアフリカの子どもたちに届けた。
確信したのは、子どもたちの潜在能力だ。特にボツワナは陸上400メートル障害で金メダリストを輩出する国。「今のジュニアの選考会に来る子どもたちよりも、足はもう半端じゃないくらい速い。うまく育てば、プロ野球選手がボンボン出るんじゃないかと感じました」と将来性に太鼓判を押した。
現在はジャイアンツアカデミーで小学生の指導にあたる東野氏は「未来につながっていくのは絶対に子どもたち。最後まで笑顔でした。それが将来につながっていく。僕の方が学ばせていただきました」
イベントでは、友成代表がナイジェリア代表監督として2028年のオリンピック出場を目指す戦略や、原点であるガーナへの思いも語られたほか、今夏開催の「ガーナ甲子園大会」を支援するクラウドファンディングも紹介された。
巨人はJICA(国際協力機構)との連携協定を軸に、世界各国で活動するJICA野球隊員のサポートや現地での技術強化・普及活動を展開している。2025年には、スポーツを通じた国際交流・協力を推進する官民連携の取り組み「Sports For Tomorrow(SFT)」の正会員に登録。「世界に誇れるグローバルな球団」の実現へ活動の幅を広げている。
(Full-Count編集部)