大谷翔平、加速する「打者専念論」 最強左腕の加入で先発陣は飽和状態…左膝の状態で揺らぐ“判断”

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

スクーバルは山本由伸とダブルエースに、PS先発ローテ争いは激化へ

 ドジャースがタイガースのタリク・スクーバル投手をトレード獲得することで合意したと、1日(日本時間2日)に報じられた。左膝の違和感を抱えながら打者出場を続けている大谷翔平投手にとっては、今季の“打者専念論”が現実味を帯びてくる可能性もありそうだ。

 なぜなら、ドジャースの先発ローテーションは超強力な顔ぶれとなるからだ。タリク・スクーバル、山本由伸のダブルエースに加え、11勝のジャスティン・ロブレスキー、成長著しい佐々木朗希、エメ・シーハン。この5人に加え、負傷者リストに入っているブレイク・スネルは復帰間近であり、タイラー・グラスノーも帰ってくる。投手・大谷がいなくてもこれだけの頭数が揃う状況では、先発4人で十分となる10月のポストシーズンへ向け、超熾烈な争いとなるのは必至だ。

 チーム編成の鍵を握るアンドリュー・フリードマン編成本部長は「リーグ屈指の先発投手の1人」と投手・大谷の実力を誰よりも認めている。しかし、問題は6月から痛めている左膝の回復具合だ。今後も痛みを抱えながらのプレーとなれば、当然、起用法についての判断は変わってくるだろう。

 全ては左膝の回復ぶりが鍵を握るが、指名打者としての大谷はチームにとって代えがたい。投手としての登板は7月3日(同4日)を最後にないが、以降の20試合では79打数24安打の打率.304、6本塁打、17打点と抜群の結果を残している。チーム事情とコンディションを考慮すれば、今季限定の“打者専念”という選択肢が本格的に浮上しても決して不思議ではない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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