防御率9.00→3A降格で不正投球…韓国守護神の現在 処分軽減も、確実に失った“居場所と信頼”

粘着物質の使用が見つかり1球も投げずに退場
ツインズ傘下3Aセントポールのコ・ウソク投手は、メジャーリーグ機構への異議申し立てを経て、出場停止処分が10試合から8試合に軽減された。韓国紙スポーツソウルのペ・ウグン記者は「完全な潔白の判定ではない」と指摘。処分軽減が決定したものの、依然として厳しい立場に置かれている実態を伝えた。
コ・ウソクは7月25日、3Aの試合で登板前にグラブの点検を受け、粘着物質を使用したと判断され、1球も投げずに退場した。10試合の出場停止処分が下されたが、異議申し立てにより2試合が短縮。処分そのものは維持されており、コ・ウソクは5日のルイビル戦から復帰可能となるものの、公式に潔白が証明されたわけではない。
コ・ウソクは渡米3年目の今季、7月に待望のメジャーデビューを果たした。しかし、4試合で防御率9.00と振るわずマイナー降格。再起を図る最初の登板で退場劇に見舞われた。ツインズは今夏のトレード戦線で、トミー・ナンスを補強したほか、直近ではメジャー通算420試合登板を誇るAJ・ミンターを獲得。ロースターの座を巡るライバルが増え、競争環境は過酷さを増している。
疑惑に対し、コ・ウソクは「問題になったグラブの物質は今年初めから使用しており、汗とロジンが繰り返し絡み合って革に固まって形成されたものだ」と説明。さらに「生きてきて一度も不当な方法で競争しようと考えたことはない」と潔白を主張し、選手会を通じて異議申し立ての手続きを踏んでいた。
今回の処分軽減にペ・ウグン記者は「処分で失った時間と球団の信頼、ビッグリーグのロースター競争はそのまま残った」と言及。「コ・ウソクに今求められているのは、3Aでの圧倒的な結果だ。安定したピッチングを続けてメジャーでの防御率9.00という悪夢を払拭し、首脳陣に再びメジャーへ昇格させるべき理由を提示しなければならない」と力強く指摘する。
「異議申し立てにより、一定の面目は保たれた。しかし、8試合のブランクと損なわれた信頼が帳消しになったわけではない。取り戻せたのはわずか2試合。ここから成績、信頼、そしてメジャーでのポジションのすべてを自らの力で奪い返さなければならない」と結んだ。
(Full-Count編集部)