楽天は最下位も「いい選手がかなり揃っている」 前コーチの思い、苦心した起用法

ポッドキャスト番組に出演した後藤武敏氏【写真:編集部】
ポッドキャスト番組に出演した後藤武敏氏【写真:編集部】

後藤武敏氏は西武、DeNAでプレーし楽天で打撃コーチを歴任

 交流戦を席巻した西武と、開幕から借金を重ねシーズン中に監督も交代した楽天。パ・リーグで対照的な前半戦を送った両球団について、西武でプレーし、DeNAを経て楽天で打撃コーチを7年間務めた後藤武敏氏がポッドキャスト番組「Full-Count LABー探求のカケラー」に出演し、両球団を知る立場から言及した。

 後藤氏はまず、楽天のコーチとして対戦していた頃の西武の印象を振り返った。「僕が現役でいた頃は本当に常勝の流れがあったので、だから『なんで?』って不思議な気持ちだった」。昨年までの西武は、先制したら何とか逃げ切る投手力頼みのチームだったという。

 しかし今年は違う。「打力がかなり上がっている」。FAで主力が抜ける“歴史”が続いてきたが、新戦力が結果を出し、周囲も刺激を受けて力をつける好循環が生まれていると説明。本来の投手陣の良さに、打線の援護が加わったことが強さの土台となっている。

 一方の楽天についても「いい選手がかなり揃っています」と言い切る。その上で課題に挙げたのが起用における体制面。「選手のやりくりという部分は大変でした」と明かす。「球団によって必ずあることなので」と前置きしつつ、「現場が一番選手を見ているから。そこをもっと信頼してもらえたら、もっと強くなると思いますよ」と前向きに語った。

 教え子の成長にも目を細める。ファーム時代から見てきた村林一輝内野手と黒川史陽内野手については「本当に嬉しいですよ」と表情を緩めた。「2人ともめちゃくちゃ練習しています」。ナイター終了後もティー打撃を欠かさない姿を挙げ、レギュラー獲得の裏にある努力を強調した。

 最後に、対照的な前半戦を分けた要因を問われた後藤氏は「伸び伸びですかね。簡単に言えば」と即答した。現役時代を過ごした西武の空気感を例に挙げる。「三振して帰ってきても『いいんだよ。お前はちょこちょこ当てるバッターじゃないんだから』って」。試合状況にもよるが、細かいことにとらわれずに思い切りプレーできる雰囲気だったと振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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