DeNA快進撃は“新アイテム”のおかげ? 発案者は最強守護神…ナインが実感する効果

お立ち台に呼ばれる選手以外から選定「始めてみたら勝ち出した」
■DeNA 3ー0 広島(9日・横浜)
リーグ3位のDeNAは9日、本拠地・横浜スタジアムで行われた広島戦に3-0で勝利し、8月に入ってから7勝1敗(勝率.875)の快進撃を見せている。首位の阪神&巨人にはまだ8.5ゲーム差があるが、優勝争いに“嵐”を巻き起こしそうな勢いだ。実は急上昇の裏に、7月から選手の間で始まった“陰のヒーロー・ネックレス・リレー”の存在がある。
発案者は、来日1年目にして7月から守護神に定着しているショーン・レイノルズ投手。自ら私物のネックレスを提供し、勝ち試合の“陰のヒーロー”に授与。受け取った選手は、次の勝ち試合で陰のヒーローを選定してネックレスを渡し、引き継いでいく。
レイノルズは「最初はネックレスを受け取る選手と、お立ち台に呼ばれる選手が被ることがあったが、最近ではヒーローインタビューを受ける選手以外の、隠れた活躍をした選手の中から選ばれるようになった」と説明。この“勝利のネックレス・リレー”は、6月末時点で首位に11ゲーム差の5位に低迷していたDeNAにツキを呼び込み、急上昇につながっている。
前日(7日)の同戦後にネックレスを受け取ったのは、6回2死満塁のピンチに救援し、菊池涼介内野手を見逃し三振に仕留めた伊勢大夢投手だった。そして伊勢はこの日の試合後、もともとのネックレスの所有者で、3連投で今季8セーブ目を挙げたレイノルズを受賞者に選んだ。
伊勢は「3連投は人生初だと聞いたので、そろそろ所有者に戻すのもええやろと思いました」と“授賞理由”を説明。ちなみに、この日お立ち台に上がったのは、出場4試合連続本塁打の筒香嘉智内野手と、先発して2勝目を挙げた片山皓心投手の2人だった。
「アメリカではこういうことをやるチームが結構あるそうで、それならやってみよう、ということになりました。始めてみたら勝ち出したので続いています」。伊勢はネックレス・リレーの効果を実感していた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)