勝負どころで四球連発…巨人27歳の背信投球に杉内コーチがっくり「一番らしくない」

山崎は6回先頭から連続四球…一挙4失点した
■阪神 9ー1 巨人(11日・東京ドーム)
首位攻防の大一番で手痛い今季初黒星を喫した。巨人の山崎伊織投手は11日、阪神戦で6回途中6失点KO。試合後「真っ直ぐは良かったですし、はい。でも、まあ、肝心なときの制球ミスが目立ったかなと思います」と険しい表情で振り返った。
序盤から力のある直球を中心に8奪三振をマーク。3回に近本、森下にソロ本塁打を許して2点を先行されながらも、粘り強く腕を振って最少失点でゲームを作った。
だが、1点差を追う緊迫の6回に手痛い落とし穴が待っていた。先頭の佐藤から連続四球を献上して無死一、二塁とピンチを広げると、前川に左越え適時二塁打、さらに元山にも中越え2点三塁打を浴びるなど一挙4失点。5回1/3を投げて8奪三振2四球、8安打6失点で無念の降板となった。
試合後、杉内俊哉投手チーフコーチは「調子自体はそんな悪くはないです。三振も取れてるんで」と一定の評価をしつつも、「最後の詰めの部分がちょっと甘くなったかな」と唇をかんだ。勝負の分かれ目となった6回の投球については「フォアボール、フォアボールで、そこが一番らしくないかなと思いましたけどね」とがっくり。「2-1で1点差負けてますけど、もう1点与えられないっていうところで厳しくなった。もう1点もあげられないってところで、2点、3点、4点と取られたって感じだと思う」と、プレッシャーから制球を乱して自滅した右腕の姿を嘆いた。
また、続投の判断についても「途中で代えるっていう選択肢もあったんですけど、そこは託したってところですもんね」と信頼して送り出した場面だったことを明かし、「6回にフォアボールからの失点っていうところだったんで、本人が一番そこは反省してると思う。そこは次回期待しましょう」と奮起を促した。
山崎自身も「もったいないですよね。先頭ですし、1点差で……。フォアボールはフォアボールというところで、苦しくなってしまった要因だと思います」と猛省。長打を立て続けに浴びた場面についても「失投ですね。コントロールミスです」と素直に非を認めた。
村上との投げ合いで中盤以降の試合運びに課題を残した。「6回、7回に点を取られることが多いですし。まずは1巡目、2巡目なんですけど、3巡目も抑えるためにどう工夫していくか」。手痛い授業料を払った27歳は「(次回登板は)来週火曜日になると思うので、いい状態で行けるように頑張ります」と前を向き、次なるマウンドでの雪辱を誓っていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)