滝澤抹消…西武の穴を埋める“救世主”は? 「6.7<7.2」が示す存在感、期待高まるキーマン

西武・西口文也監督【写真:小林靖】
西武・西口文也監督【写真:小林靖】

16日、西武の滝澤夏央が登録抹消…代役は?

 チーム1位の打率.284を残し、二遊間の守備でも貢献していた西武の滝澤夏央が16日、登録抹消となった。攻守において欠かせない存在となっていた23歳の離脱は、Aクラス入りを狙う西武にとって大きな誤算。代役を担うのは誰になるのか、今季のデータをもとに検証してみた。(数字は全て17日時点)

 滝澤は今季99試合出場のうち、スタメン出場は90試合。内訳は二塁手で36試合、遊撃手で54試合となっている。成長著しい打撃でも存在感を見せているが、魅力は二遊間での安定した守備力。セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)の数値を見ていくと、滝澤の存在の大きさがよく分かる。

 守備で平均的な選手と比べた時にどれだけ失点を増減させたかを示す「UZR」では、遊撃手でリーグ3位の「6.7」を記録。その一方、チーム事情で二塁手でも出場するなど、難しい役回りをこなしチームに貢献してきた。守備の要だった滝澤離脱は西武にとって痛手なのは間違いないが、数値上は、その穴を埋める選手がすでに存在していた。

 プロ10年目を迎えた源田壮亮内野手だ。今季は88試合に守備し、遊撃手として56試合にスタメン出場。遊撃での「UZR」は、滝澤を上回るリーグ2位の「7.2」を記録している。さらに7月の月間打率は.400、8月はここまで打率.321と、長打は少ないものの“いぶし銀”の活躍を続けている。

 西武はここまで60勝47敗3分の成績でリーグ2位。4年ぶりのAクラスに手が届く位置にいるだけに、滝澤離脱をチーム全体でカバーしていくことが必要だ。WBCで世界一に貢献するなど、経験豊富なベテラン33歳が西武の危機を救うキーマンの一人となりそうだ。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~8』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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